ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

海月ないと個展「遺影」in SUNABAギャラリー

  京都の街歩きを入れましたが、大阪のギャラリー巡りに戻ります。カフェ「犬も歩けば..」の次は中崎町のSUNABAギャラリーに行きました。
梅田までくると、G20の交通規制の影響はほとんど感じなくて、いつもの週末の人出ですね(^^;
前回のギャラリー巡りの記事
 

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  「遺影」とは変わったタイトルですが、作家さんは
『「女の生き辛さ」をテーマに、自分の過去や過去に生きた「女」の生を遺影として引っ張り出した』とギャラリーのHPにコンセプトを書かれてます。
 

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  今回は、展示案内の開催趣旨のようなものを読んでいかなくて、並べられた作品の雰囲気に驚いてしまいました。
一回りして、戻りながらじっくり見て、在廊されてた作家さんに解説してもらいながら気になる作品をさらに見て.....
 

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  と、3回くらいみてやっと納得といった感じですかね(^.^)
声高に主張を叫んでいるわけではなく、比喩・暗喩・置き換えなどの手法でじわじわと、テーマを語りかけてきます。
 

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  立山信仰(女人禁制を破った女が樹や石に変えられたという伝説)を踏まえた<<信仰という凶器>>、完全家畜(人間の世話を受けないと生きていけない)の蚕を、母娘に例えた<<誰が為に>>
などは、特に感じるものがありますね。
こんな展示ができるのも、さすが、SUNABAギャラリーならではでしょう(^^;
 
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