7月11日に振休がとれたので、御室仁和寺の観音堂落慶記念特別公開に参拝してきました。 | ||
6年に及ぶ、平成令和大修理が無事完了し、本尊の千手観音さまをはじめ脇侍の33体もの仏像と堂内に描かれた極彩色の障壁画が一挙に公開されます。 | ||
自然災害の復旧工事のためシートで覆われた山門をくぐり、ひろい参道を五重塔前まで進みます。ここですっかり葉の茂った御室桜の中を左手に少し行くと、観音堂がありました。 | ||
堂内から七色の綱が伸びて柱につながれています。この綱の先は、観音さまの御手に結ばれており、間接ですが(笑)観音さまと握手できる仕掛けです。 | ||
堂内は撮影禁止なので、記念品としていただいた絵葉書を載せときます。 実際は、もうすこしうす暗いですが、吉本の芸人(^.^) 顔負けに弁がたつお坊さんのユーモアたっぷりのお説教を聞いてから、順に観音さまを拝ませてもらいます。 続いて、両脇の不動明王さま、降三世明王さま、眷属の二十八部衆(個人的には迦楼羅(かるら)さまが好き(^.^)を順におがみます。 最後は、お堂の内壁の壁画を拝見して、終わります。 写真のように、観音さまは金色に輝き荘厳ななかにも柔和なお顔をされています。壁画も400年ちかい歳月を経ているとは思えないほどキレイに色が残ってますね。普段は非公開だからなのでしょう。 |
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観音堂をでて、御殿を拝観します。書院も修理中で、しかも雨降りで庭にも下りられずちょっと残念でしたが、普段は目の行かないところを写してきました。 入り口を入ってすぐの、地を這うように伸びる松の枝。 |
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掃き清められた白砂の前庭 | ||
内庭も白砂の海が広がっています。 | ||
霊明殿への渡り廊下。直線が美しいです。 | ||
春の桜、秋の紅葉の人で溢れる仁和寺しか知らなかったのですが、静かな大本山の庫裏の良さをはじめて知れた、梅雨空の御室でした。 | ||
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