1月26日は、龍谷ミュージアムに「仏教の思想と文化-インドから日本へ-」の特集展示「仏像のひな型の世界」を見に行ってきました。 | ||
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展示は3部構成になっていて、第1部は「アジアの仏教」-インドで生まれた仏教がアジア全域に広まる過程を、 第2部は「日本の仏教」-仏教が日本へ伝来し、日本社会に根付くまでを、 第3部は、特集展示「仏像ひな型の世界」です。 第1部には、ガンダーラ仏、敦煌仏、アショーカ王碑拓本、タイ国の僧侶の衣装や持ち物など、なかなか見られない貴重な資料が並んでいます。 第2部では、飛鳥から室町時代にいたる仏像、仏具、経典が展示され日本での仏教の流れがわかります。 当然ですが(笑)、浄土教~浄土宗~浄土真宗の展開の資料は多いですね。 ひな型展では、ひな型と実物(パネル)の対比が面白いです。仏像を作るにしても、いきなり木や石を彫り出すのではなく、まず設計図にあたるひな型を作ってよく検討し、それを素材に拡大転写して墨線をひき、さらに錐で小さな穴をあけて、墨線が消えても位置をずらさない工夫をしているんですね。 ひな型は依頼主への説明資料にもなり、似たような仏像を作るときは、使い回しもし、完成品を収めてからも、どんな作品を作ったか手控えにもなる。 いろいろ活用されたみたいです。 |
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