ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

京セラ美術館リニューアルオープン

  コロナで開館が再三延期されてきた京セラ美術館ですが、ようやく5月26日から約3年ぶりにリニューアルオープンしました。30日に見に行ってきまたした。  

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  重厚な外観はそのままにタイルを磨きだしてきれいになりました。

当面は、コロナ予防のため京都府民に限り事前予約で人数制限して公開されます。
 

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  正面広場は掘り下げて、地下がメイン出入口になってます。一階以上とは木に竹を接いだような(笑) 総ガラス張りのモダーンなエントランス部分、インフォメーション、チケットカウンター、ギャラリーショップなどがあります。

窓越しに公園に置かれた京都市電1800形が気になりますね(^^;
 

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今回見たのは、常設展です。

タイトルに「いつでも出会える・・・」と、ありますが、近代から現代の京都画壇を飾ってきた、巨匠・画伯・先生と呼ばれる作家さんの作品がずらりと(^.^) 中々、いつでもフラッとミュージアムに行って、これだけ見れるのは難しいのでは(^-^)

それに普通、これほど並べられるとその質量に圧倒されて(^^; お腹いっぱいになって、めまいもしてきたりしますね。

今回はコロナで「美」に飢えて(^-^; いたのか、すっと見て回れて、消化不良になりませんでしたけど(*^_^*)

まあ、この層の厚さが、これまでの近代京都を文化面で支えてきたのだし、今後も若手中堅の作家さんが育って、支えつづけてくれることでしょう。

 

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  常設展は、撮影禁止ですが、中庭と現代美術室で展示の鬼頭健吾のインスタレーション展は撮影自由でした。

これは、本館の中庭いっぱい-床から天井まで空間を埋め尽くすカラー・フラフープ。
一部作品の中(下部)を通り抜けられるようになっていて作品と一体になれます。
 

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  これも、ほうき・蛍光灯・ビーチパラソルが空間に浮かび、色を塗った石がならべられ、チューブから絵の具を絞り出してキャンバスに線を引いたような壁画が立てられ......

鑑賞者は、作品に触れないように注意しながら中に入って遊べ(笑)ます。
思わず出た感想は「なんでもアートになるんや(^^♪」
 

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  最後は、「鏡の國(^^)」
写っている原色の模様も壁や天井を覆う作品の一部ですし、覗き込む観客もアートの一部でしょうな。
*
 
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