ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

京都府新鋭選抜展2021 in 文博(その2)

  1月30日は、京都の美術館巡り。京都文化博物館と美術館えきKYOTOに行ってきました。  

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  [京都府新鋭選抜展2021の続きです]  

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  アンスティチュ・フランセ関西賞 長沢 優希「Komorebi」
お菓子の袋を縛って止めたりするラッピングタイをそれこそ無数につなぎ合わせてレースのカーテン様に仕上げた作品。光を受けてキラキラと輝きます。
個人的には、この展示で一番感動しました(^^)
 

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  NHK京都放送局賞 今井 完眞「Macaw」(コンゴウインコ)
大きく華やかなインコの姿が陶芸で再現されています。コバルトブルーの羽を写してこなかったのが残念(^^;
 

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  石田 翔太「棚行」
居間の様子が、淡いパステルカラーで彩られた張り子で再現されています。
手前の片手は、住人(作家自身か)を表すのか。見方によってはシュールにも感じます(^-^)
 

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  山下 耕平「静かに激しく続いていく」
色々な素材を組み合わせて表現するミクストメディアの作品です。
ガラスケースの中は、紙くずが詰まっています。その上に机と丸いパネル。机の上には張りぼての岩、パネルには手前に右上、向う側は左下の写真が貼られてます。ディスプレイもタイミングを合わせて何か映すのかも?
 

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  同時開催の「京都工芸美術作家協会展」も見ました。
こちらは、中堅からベテラン、そして先生や現代の名工と呼ばれるクラスの方々の作品が一堂に展示してあります。

若い方の、はち切れるような感性もいいですが、ベテランの円熟した技には見惚れてしまいますね。

こちらも写真撮影OKでしたが、素人が感想を書くのもおこがましいので、一点だけ紹介します。
 

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   日下部 雅生「叡電 ひとりきり」
京都市立芸大の染織科教授の先生の作品です。タイトルを読めば説明不要ですね(^_-)-☆

 

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  最後は、別館ホール(元日本銀行京都支店営業室)で、開かれている特別出品:高嶺格「118の除夜の鐘 」に参加します。

足場パイプを組んだ空間の真ん中に鑑賞者が座り、ある音の世界を体験できます。

どんな作品かはネタバレになるので書きませんが(^^; 作家さんの解題めいた文章が掲げてあったので、参考まで(^^)
 
「118の除夜の鐘 」
「嘘をつかないこと。それがアーティストの存在意義である」と人前で話したことがある。数年前に行ったワークショップの際、 話の流れで不意に出た言葉だった。しかし妙に自分で納得し、 続けて「嘘つきのアーティストには存在価値がない」とまで言った。アートの概念が拡張し、なんでもかんでもアートとなった今日、アーティストの定義を考え直す必要性を考えていたこ ともある。そこに「アーティスト=嘘をつかない人」という定 義は、態度表明として、嘘が横行する現状へのカウンターにな り得るんじゃないかと思ったわけである。 役所に勤めるある友人は、最近とみに、政治家の答弁そっくり の物言いを平気でする役人が増えていると言った。国会の茶番 と笑っていたものが、あっという間に伝搬し、リアルに足元ま で近寄って来た感じがすると言うのである。そんな彼との会話 の中から、今回の作品タイトル「118の除夜の鐘」が生まれた。118はご存知、安倍元首相が国会でついたとされる嘘の数である。 作品中、パイプを転がる鉄球は、重力に従ってだんだんにスピ ードを増す。 「嘘つきはより嘘をつく傾向にある。最初は小さな嘘であっても、 次第に嘘をつくことに慣れてしまって、嘘をつくことに対する 罪悪感が薄れていくと、やがて罪悪感を感じずに大きな嘘をつ くようになってしまう。」 
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