3月2日は、会社帰りにSUNABAギャラリーさんに寄ってきました。 | ||
手前のスペースで、奥村あかさんの個展『生き焼きの惑星(ほし)』をやってます。 タイトルからわかるように「地球環境破壊」がメインテーマです。非常に重たい課題を作家さんがどのように表現されるか楽しみにしてました。 |
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会場には、大小10数点の絵とドローイング、グッズ類がありました。気になった数点を紹介します。 小品ですが、一番目に留まったのが「世界を創造する」という作品。海から女神(と受取ました)が地球を抱えて浮かび上がる。その地球から枝が伸びて花が咲いている。枝に灯もる火は、紛争や山火事などの象徴か(*_*; 枝の根元が地球儀の中国(かロシア)と米国あたりにあるのも、今の世相を反映しているのか(-_-) 他の作品もそうだが、黒いバックにシンボライズ(記号化・象徴化)された大地と大海原と草花、そして目が異様に大きくえがかれた女性。共通するモチーフはなにを訴えるのか? |
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一番奥に飾られた50号の大作「燃え、沈みゆく」。 この絵では、枝が女性の上半身を貫いて生えている。足元にはドクロになった地球。 大地は環境破壊の劫火に焼かれ、水底深く沈んで行くのか。 |
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タイトル「沈む大地」。黒い空に浮かぶのは、地球を破滅させる隕石か。 |
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最後は、「破裂する惑星(ほし)」 『人の圧に耐え切れず破裂してしまった地球』とのこと。 絵を見た時は、破片になった地球を女性がかぶっているだけで、「人の圧で壊れた」というところまで読み取れなかった(^^; 今スグにでも手を打たないと、「10年と待たずにこうなってしまうかも。」と思ふ。 |
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会場で、作品を見終わった印象は実は「何か違う?」でした。 「地球環境保護というテーマが絵から見えてこない。あえて記号化して描かれているのだろうけど、のっぺりとした表現に見えて印象が弱い。何か一点でも尖ったところがあれば、絵が生きてくる。」 と、感じたんです。 ブログに感想を書くためにもう一度、写真ですが作品を見直し、作家さんのSNSも読んでみました。気が付かなかった点がいろいろ出てきました。すこし厳しい評価を出したのをお詫びします。と共に、今後の活躍を期待いたしましょう(^^) 上の絵は、お迎えしたドローイングです。 (※ 奥のスペースに続く) * |
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