ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

山崎達也作品展【UNIT-ひとつを見る-】in 心斎橋パルコ

  3月6日は、午後から大阪のギャラリー巡り。2か所回ってきました。  

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  ひとつ目は、心斎橋パルコで開催中の山崎達也作品展「UNIT-ひとつを見るー」です。

展示のコンセプトが展示してありましたので、ちょっと長いですけど引用しておきます。

『【UNIT- ひとつを見る - 】
「何かを見る」とは、「何かを見ない」とも言える。 見えない部分があるから、それが見えているのだ。 ルビンの壺を思い出す。「見ないモノ」を変えれば「見えるモノ」が移り変わる。
そんなことを考えていると、普段認識している物事の裏側の存在、今見えていない存在が気になってきた。
自分が描いた線は、本当に「線」という役目だけを 背負ってそこに存在しているのか。
無意識に引いていた境界線に気付き、解体するのは楽しい。 さっきまでの無意味に意味を与えたり、そして再び無意味に戻したり。頭の中で自由に遊びたい。
一つの景色の中には隠れた沢山の unit(個体)が存 在すると思う。unit を作ったり壊したり、積み木遊びをしている。
積み木一つ一つがまとまり、さらに一つの個体を形成しているように、一つを見ているようで、それは一つじゃ ない。 また一歩先に焦点を合わせて、一つを見る。』

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   ルビンの壺
 

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  一本いっぽんの線をユニットとするのか、それが集まった帯状をユニットと呼ぶのか、鑑賞者の受け止め方次第ですが、コンセプトの文章は、作家さんが線をユニットと捉えておられるように読めますね。  

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  ファッションビルでの展示に相応しい、スタイリッシュな造形です。売り場のディスプレイとしてさりげなく置かれてあっても全然違和感なし。  

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  こちらは、すこしパターンを複雑化した作品。

今月後半には、個展も予定されているので、時間があえば見に行きたいです。
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