ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

栗棟美里個展「あなたはこの世界に・・・」他 in TEZUKAYAMA GALLERY

  4月16日は、大阪のギャラリー巡り。駆け足で(笑) 4か所回ってきました。  

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  2か所目は、南堀江の TEZUKAYAMA GALLERY へ。ここは初訪問です。
栗棟美里個展「あなたはこの世界にいるかもしれない。もしくはいないかもしれない。」をやってます。
この長い名前(笑)の表題作は、京都文化博物館の京都新鋭展で見ているのですが、前日に行ったギャラリーそらさんで「大阪でもやってるで」と教えてもらって訪問です。
 

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  DMの写真にあるように、見る角度のよって肖像写真の人物がだんだん背景(前景かも?)に隠れて見えなくなってしまうという、だまし絵風のポートレートが10数点ならんでいます。

新鋭展では、説明があまりなくて作品のコンセプトや特殊印刷の技法がよくわからなかったんですが、ギャラリーの方が色々と解説してくれて、よくわかりました。
 

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  写真の人物は、作家さんがネットで集めた人物写真を合成したもので、実在の人物ではないとのこと。これも有りや無しやを問うコンセプトの表現手段なんでしょうね(^.^)  

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  同時開催の西本剛己個展「NEOLOGISM 21714-21743」も見ました。

作家さんが解説から抜き書きすると、
『ネオロギズム(NEOLOGISM)とは「教義の新解釈」という意味の言葉だが、精神医学では分裂病統合失調症)の患者にみられる「新語造語癖」のことを指す。その不条理な行為は芸術の欲動と限りなく近いように思われる。21714-21743という数字は、今回の個展会期の、私が生まれから経過した日数を示している。』
と、なかなか難しいことが書かれてますが(^^; 非常にたのしいインスタレーションです。

作家さんは管理人とほぼ同世代で、1960~90年台を象徴するようなアイテムが並んでます。おじさん世代には懐かしく面白い展示でした。
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