ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

グループ展「酔生夢死」in SUNABAギャラリー

  5月11日は、会社帰りにSUNABAギャラリーに寄ってきました。
奥の展示室はグループ展「酔生夢死」をやってます。
 

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  「酔生夢死」とは、「何もせず、ぼんやりと一生を終える」というネガティブな意味が本来だそうですが、この展示では「のびのびとあるいは自由奔放に生きる」とポジティブに捉えて、作品を募っているそうです。
常連さん、初めてさん合わせて、6名が出展されてます。
 

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  夕橙さんの作品。左から「Galateia」「陶酔」「蝕」
「蝕」の19世紀末の清朝風(^^)がいいですね。「陶酔」の血の色の酒の味はいかに。バックの鉄の処女の棺が恐ろしい。
 

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  FUKKAさんの作品。左から"Membrane","Two cosmos","Fetish".
直訳すると「皮膜」「宇宙」「呪物」ですか? 不思議な世界ですね。合体した頭で何を考えるのでしょう。
 

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  紗嶋さんの作品。左から「劫」「八重藤」「梵天椿」。SUNABAさん初出展の作家さん。日本画材を使って、「和」のテイストを感じる作品をだされてます。真ん中のアニメ「あさきゆめみし」の光源氏を思わせる貴公子が特に目を引きました。  

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  雪田ゆきさんの作品。左から「デイドリーム・シスター」と「お祭りの日」。
絵のサイズは違いますが、カラフルな童話の挿絵のようなタッチながら、超現実な世界。描かれたアイテムの意味を聞いてみたい(^.^)
 

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  三木輝さんの作品。左から「憂悶」「痴愚」「甘美」。
この春に嵯峨美を卒業されたばかりの若い作家さん。この方も日本画を描かれてます。でも分かりやすくそうで超難解(笑)ですね。タイトルと絵を交互に3回くらい眺め回しました(^^;
 

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  白野有さんの作品。上の左から「独り言」「解ける(ほどける)」。
下の左から「視線」「温もり」「つなぐ」。
独り言は鉛筆画。隣の部屋のもとゆきこさんの作品とはまた違いますが、精緻な作品です。
 

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  ドローイングは逆に、ゴツゴツ感をだして小さな画面から溢れるように描かれています。

「解ける」は、727x727mmの大作です。3年ほど前に描かれて、今回また加筆して再展示されました。鉛筆画の精細さとドローイングの重厚さを合わせた、作家さん会心の一枚でしょうね(^^♪
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