ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

第73回正倉院展 in 奈良博

  11月6日は、正倉院展奈良公園)と法隆寺斑鳩の里)を散歩してきました。  

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  まずは、奈良博へ直行。9時の入館の列に並びます。去年から完全予約制になり、1時間毎の入館者数も制限されているので、例年より列は短いです(^^)  

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  展示はおおまかに大仏開眼供養の献納品、染織品、文房具と文書になってます。
今年の目玉は、螺鈿紫檀阮咸、花鳥背八角鏡、白瑠璃高坏、黒下記蘇芳染金絵花形几、青斑石硯、漆金薄絵盤など。

鹿さんのバックの壁に大きい写真がでてますね。
 

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  会場は、入場制限もあってゆったりと見られます。目玉の展示でも少し待てば真正面で見られますし、展示ケース全体がが貸切状態(笑)になることも。今までの正倉院展では考えられないですね。

展示で個人的に面白かったのは、正倉院文書の写経生が取り交わした文書ですね。
出勤簿、業務日報、金銭出納帳に物品受領書などなど。

「体調不良で休みます」とか、「これだけ写経して筆が傷んだんで交換してください」とか「校閲して何か所誤字脱字がありました」とか
千二百数十年前の下級役人が、今のサラリーマンとまったく変わらないような(^^)お役所生活を送っていたのを垣間見て笑ってしまいます。
 

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  正倉院展の前後に興福寺の境内をぶらぶらしました。朝8時半ごろの五重塔に昇る朝日。まもなく大規模修理がはじまるため、足場や囲いが取り付けられています。  

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  こちらは、正倉院展を見た後の10時過ぎの五重塔と東金堂。  

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  今回も近鉄の1dayおでかけきっぷ(1000円)を使いました。丹波橋大和西大寺往復で元がとれます(^^;

(斑鳩の里の散策に続く)
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