ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

高野街道 京・大阪道をあるく(その1)

  途切れながらも続けている東高野街道のハイキングですが、11月11日に、いよいよ京・大阪道を高野山まで歩いてきました。
何回かにわけて記事にしますが、初回は学文路駅から神谷集落まで。
 

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  高野山1dayチケットを購入して、難波駅から橋本乗換で学文路に向かいます。
平日の朝にもかかわらず、高野山にお参りらしい人は多いですね。10月に九度山に行ったときの倍は乗ってます(^^;

九度山芸術祭と高野街道の記事はこちら
 

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  橋本を出た電車は紀ノ川をわたって、高野山に近づきます。  

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  学文路駅で下車。ここは京・大阪道と町石道の分岐点、今回は、駅前の案内板に従って京・大阪道へ足を進めます。  

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  九度山芸術祭の時も参った刈萱堂で、これからの道中の無事をお祈りします。
近所の小さな女の子とおばあちゃんが見送ってくれました(^^)
 

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  学文路から高野山までは約12Km。学文路の集落には四里石があります。写真は九拾町石(約10Km)。これらの道しるべ、お地蔵様、旧跡などが歩きの目印で励み(^_^)になります。  

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  旧街道とはいえ、ほぼ全コースが車道で舗装もされており、神谷集落までは家並みも続いて、山の中を歩き続ける町石道よりは、楽しいですね(^^)  

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  バイパス道路が平行しており、道標を読み違うと新道を歩いてしまいます。わたしも往路でやらかしました(^^;   

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  「大師の硯水」
いわゆる弘法清水のひとつですね。今でもコンコンと湧いており、簡易水道の取水口になってます。
 

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  第四の地蔵(第三の地蔵は見落としました(^^;)  

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  このお地蔵様のところが峠になっていて、丹生川の谷底の川根地区まで急な下り坂になります。  

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  川根地区は街道の宿場町として栄えたそうです。
川根丹生神社と日輪寺がならんでいます。神仏習合のなごりでしょうか。
左下は、神社の拝殿からみた高野の山並み、右はお寺に奉納された武者絵馬。
 

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  元本陣の中尾旅館。いまは休業中のようですが、昔の講中の木札が歴史を感じさせます。  

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  丹生川を渡ります。上流は玉川峡と呼ばれてキャンプ場になる景勝地です。  

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  さて、下りの後は、急な登り返しがまってます(^^;
息を切らして休みながら上がっていきます。
 

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  登り終わると、また集落があって第五の地蔵さまです。手を合わせて、一休み。
お地蔵さまは急坂の上に祀られていることが多く、昔から疲れた旅人を癒してくださったんでしょうね(^^)
 

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  文政四年(1821年) ちょうど今(2021年) から200年前に立てられた石燈籠。  

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  視界がひらけて紀ノ川流域がみえます。この付近で標高380mくらい。スタート地点から300mくらい登りました(^^;  

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  廃屋のようですが、趣きのある茅葺屋根。  

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  また急坂をあがって第六の地蔵。  

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  元は旅籠か茶店だったような建物。いまは福祉施設のようです。この付近から神谷集落にはいります。
(続く)
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