6月4日は、岡崎地区のギャラリー巡り。KUNST ARZTと恵風さんに寄ります。 | ||
KUNST ARZTでは、志村佳苗個展「幸せになったあの子はまだ寂しい。」を見ます。 コロナ禍ではありますが、2年ぶりの京都個展です。 |
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表題作「幸せになったあの子はまだ寂しい。」です。 住宅街のスーパーの休憩コーナーがモデルだそうですが、ごく普通の日常風景ですね。 でも、なぜ右側の子は顏を花で隠されているの? なぜ寂しいの? そもそも「あの子」は、左右どっちの子? 会場には解題のようなテキストが貼ってありましたが、それも参考に、鑑賞者がいろいろ考えるのは楽しいです。 子供たちのいる場所、バックの雲の形、止まっている車の車種にまで何かメッセージを探してしまいました(^^) |
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「キログラムではない重さ」 上の子が赤ちゃんを抱っこして、写真館で記念写真を撮ってもらうシーンだそうです。 単に3Kgとか測れない、下の子に対する屈折した感情を絵にされてます。作家さん自身の育児体験が反映されているんでしょうね。 ある方の感想では「壁の赤やシーツの皺が上の子の気持ちを代弁している」のだそうで、納得しました(^_^) |
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「あの子の一番になりたい。」 単純そうで、この絵が一番難しかった(^^; 「顏を隠している子の一番好きな対象になりたい」という文脈ですが、単に「一番好きになって欲しい」とは違うような気がします。 「花を挿す」「巨人と小人」といった描かれ方が何を意味するのか未だに理解しにくいですね(^^; |
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丸いキャンバスの小品。真ん中の首から下が省略されてクリップの飾りになったような顔がこころに止まりました。 | ||
ハガキ大の小品。右上を「遺影みたいだ」と評した方がおられますが、わたしは「何かに気づいてハッと覚醒した瞬間」を切り取ったと受けとりました。この直後に大笑い(*^。^*)するのか、泣きくずれるのか(>_<)............. 左上の抽象画風も、モチーフは人物かも。 |
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下書きやデッサンも展示してありました、本絵にいたる推敲(あるいは格闘か(;^ω^) の跡が見受けられて興味深いです。 見終わった感想ですが、皮肉・風刺・不安・葛藤・悲喜劇etc. ややネガティブな形容詞ばかりで受け止められそうな作品ばかりですが、逆境を『笑』で跳ね返す(^^; ようなバイタリティーを感じるべきでしょうね。 |
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※ 作家さんのお話では、年末に出身地の岡山県立美術館と御室仁和寺で展示を予定されているそうです。仁和寺は最近アートな企画をいろいろされてます。世界遺産の総本山とポップアートのコラボを楽しみに待ちましょう(^^)/ 次のギャラリー恵風さんまでは、疏水にそって数分。川にはごっつい鯉が悠々と泳いでました。 * |
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