6月27日は、会社帰りにSUNABAギャラリーに寄ってきました。 | ||
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すうひゃん。さんの個展「あしたの子」とグループ展「答えのない質問」をやってます。今回はなかなか難解な(笑)展示そうなので、観客の少なそうな時間帯を選んで、じっくりと見て回ります。 | ||
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会場に入ると、まずタイトル画でもある「あしたの子」が目に飛び込んできます。60号(1303X970mm)の大作です。 | ||
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「出発」 入り口脇に展示してあります。荒々しいタッチ、こちらを睨むような視線、出発といいながら腰に手をあて不遜ともとれるポーズ....... 一枚目から作家さんの世界観に引き込まれます。 |
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「産ぶ声」 取り上げられたばかりの新生児。オギャーおぎゃあと、元気に手足をばたつかせて、おっぱいを求めているのでしょうか。 可愛いく、微笑ましく描かれることが多いシーンですが、グロテスクにも感じかねない作風は非常に気になります。 |
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「お迎えの日」 この二匹も、人間を威嚇するような目つきに見えるのはなぜでしょう。 お迎えも新しい飼い主からならいいですが、あるいは処分施設からなのかも。 |
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「あしたの子」 作家さんは、『子供は私にとっては過去から未来を往来する依代のような存在です。子供たちによって遠い感覚を思い起こさせられ、またある時は未来を憂いたり考えたりします。』 とのコメントを寄せておられます。 コロナ・物価高・戦争・環境破壊・貧困・分断・・・・、未来はあまり明るいとは言えないようです。 「大人は、【わたしたちのあした】を本気で考えてくれてるの?」と、迫ってくるようです。 |
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「せめて耳を澄ます」(左)「目覚め」(右) カラフルな色使いなのに、やっぱりモデルの子供は目を閉じたり無表情な顔つきをしています。 ただ何かを必死に感じ取ろうと努力しているのはわかりますね。 |
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ひとわたり見終えて、またフロントに戻り、もう一度作品を見渡すと、一斉にこちらを見つめられているようで、怖いとまではいかなくとも、脅されたり圧迫されたりするような気配を感じました。 これが作家さんのメッセージなのか、見るものの思い込みなのか、いちど作家さんとじっくりお話させてもらいたいですね(^^) * |
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