7月26日は、休みを取って暑い中ですがあちこち出かけてきました。午前中は軽く三井寺周辺の歴史散歩。 | ||
出発は、JR大津京駅から。大津市役所までの道の両側に、大津絵のモニュメントが並んでいます。 「藤娘」や「鬼の念仏」が有名ですが、100種類以上の絵柄があるそうです。 |
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しばらく歩くと「弘文天皇陵」の道標があったので寄ってみます。 壬申の乱で天武天皇に敗れ、自害されたと伝わります。はたして即位されたのかも不明ですが、悲運の大王に拝礼します。 |
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すぐちかくに新羅善神堂があります。境内は荒れた感じでお参りのひとも誰もありませんでしたが、足利尊氏による再興と伝える国宝の建造物です。やはり国宝で三井寺を再興した智証大師円珍ゆかりの新羅明神像が奉られています。 | ||
三井寺に向かう遊歩道(山道にちかい(^^; )があるので、辿っていきます。 山の麓には大津市役所や大津商業高校の敷地がみえますが、戦前までは軍用地で、さらに明治のはじめまでは、北院と呼ばれる三井寺の境内で、お堂がたくさん建っていたのだそうです。 数分で、大津市歴史博物館に着きました。 |
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「仏像をなおす」という企画展をみました。 今年(2022年)は、伝教大師最澄が、弘仁13年(822年)に没して1200年にあたるそうです。それに合わせて延暦寺では根本中堂をはじめとした多くの文化財の修復されましたが、その中で数々の発見や見直しもあったようです。 この展覧会では、市内の寺社に現存する、修復や復興関係の史料や宝物を展示し、破損や亡失された仏像や神像が元通りにされてきた歴史を見ることができました。 何百年、何千年前の文化財が今に伝わるのは、昔の人々の日々の手入れと何度もの修復の賜物なんですね。この貴重な文化財をさらに次世代に伝えていくのが、私たちの使命です。 |
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博物館をでて、三井寺の境内を北から南へぬけていきます。この付近から中院と呼ばれる中心的なお堂のあるところです。 円満院門跡。 |
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鬼子母神護法堂の前池に架かる立派な石橋。 | ||
さすがに穴太衆と呼ばれる石工集団の本拠地ならではですね。 | ||
さらに南に歩くと、三井寺南院の鎮守社三尾神社です。 | ||
ウサギの神社として有名で、境内にはウサギの彫刻などが多く見られます。 | ||
ウサギの描かれた提灯。 | ||
絵馬、夫婦うさぎ、親子うさぎなどなど。 来年(平成5年)はうさぎ年ですね。初詣は三尾神社に参りましょう(^^) |
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