ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

展覧会 岡本太郎 in 中之島美術館

  8月20日は、中之島美術館で「展覧会 岡本太郎」を見てきました。  

  ポスターでは、「史上最大のTARO展がやってくる!」なんて煽って(笑)ますが、ネットの前評判もなかなかなですし、期待が持てます。入場制限があるので長蛇の列にはなってませんが、途切れることなく観客が入っていきます。  

  おじさん世代には、岡本太郎といえば "大阪万博” ですね。太陽の塔と内部展示の生命の樹  

  コロナ前に久しぶりに塔の内部の一般公開があって中に入りましたが、あの熱気を思い出しました。
今と違って日本は高度経済成長期で活気がありました(^.^)
 

  そして、この「歓喜の鐘」を鳴らしながら、抽象画の浮かび出るピアノを叩きながら「芸術は爆発だ!」と叫ぶ、カセットテープのCMが今だ頭にこびりついています。  

  もちろんただアブストラクトなだけじゃなく、作品には強い社会的主義主張が込められています。

原爆の破裂によって燃え上がる人を描いた「燃える人」
 

  第五福竜丸が水爆実験で被爆した事件がモチーフになっている「明日の神話」などが代表作です。(画像をクリックすると少し拡大します)
原色の大画面からは、制作から数十年を経て、変わらぬパワーが発せられています。
 

  展示の最初の方に戻りますが、1930年代、20代前半の若さでパリで活躍したごろに描かれた作品が目につきました。
シュルレアリスムアブストラクトな作品は、「栴檀は双葉より芳し」ということわざを思わせる天才ぶりですね。
 

  TAROらしいデザインの光る、日用品や工業製品。
ひとつくらい手元に置いて愛用したいです(^.^)
 

  作品は、一部を除いて撮影OKですし、触ったり座ったりできる作品もあります。
これも「芸術は大衆と共にある」と言って、死蔵され一般公開されなくなるの危惧して、作品をほとんど売らなかった太郎らしい計らいですね(^^)

会期は10月2日迄あります。ぜひご自分で作品に触れて、TAROワールドにはまってください(^.^)
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