藤袴祭の途中ですが、先に大阪のギャラリー巡りを。 10月8日は、午前中に藤袴祭を見た後、大阪へ移動しました。 |
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スナバギャラリーでは、白野有さんの個展「線と心像」、グループ展「うつろいⅡ」が開催中です。 白野さんの作品をまとまって見せていただくのは、昨年夏の高槻阪急での個展以来、1年ぶり、スナバさんでは2年半ぶりでしょうか(^^) 期待していきました。 うつろい行くのは、季節か美貌か愛情か、移り気な鑑賞者の眼か(笑) こちらも楽しみです。 |
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鉛筆画と水彩画が10点余り。まずその繊細な画風にいつもながら感心します。 そしてじっくり拝見すると、隅々まで決して手を抜かず、むしろ背景や小物のほうが力を入れて(笑) 描いたんじゃない! って、思うくらい精緻な描写に驚きます。 |
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技法だけじゃなくて表現方法にも、「あっ! こうなってんのや(^_^)」と、ドキッ(>_<)とさせられたり、ニンマリ(^.^) させらりたりと、仕掛けがあって2度おいしい(^^♪ | ||
圧巻は、この連作。(クリックすると少し拡大します) 「前にも見たようだが、ちょっと違うぞ?」と、思って作家さんにおたずねすると、「お迎えされた部分を、書き足しています(*^^*)」とのこと。モチーフに馬が多いのは、作家さんのお好みだとか。 成長する絵だったんですねぇ。もちろん一枚ずつでも鑑賞にたえる力作であることを保証します(^.^) |
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奥の展示は、また趣きが変わって、深まり行く秋にふさわしい3名の作家さんが出展されています。 鮎(Ayu)さんの「黒豹」(左)と「白鷺」 ステキな女性像ですね。決して誘っているわけはないのでしょうけど、呼びかけにふと振り返ったような仕草さが魅惑的です。 タイトルの黒と白の対比も洒落てます(^^) |
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鮎(Ayu)さんの「いばら姫は眠らない」(左)、「Vampire〜緋色の記憶〜」 こちらは鉛筆画。落ち着いた画が今の季節にピッタリです。いばら姫のブラウンは紅茶染とのこと。ティーカップ片手に鑑賞したい一枚です(^.^) |
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mumei さんの(左から)「泡沫」「散りゆく」「うつろい」「槿花一朝」 美少年の一群です。付けられたタイトルも物悲しさを誘います。 |
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mumei さんの「はくめい」 この一枚が、とくに目に留まりました。性差を感じさせないシンプルな(と、私は受け止めましたが)表現が気に入ってます。 |
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前田彩華さんの(左から)「海を粧う」「ゆらぐ華」「月とたゆたう」 クラゲをまとう美女です。小物や背景に可愛いクラゲを描き込むのはよく見ますが、一体になるのは面白い表現です。 |
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前田彩華さんの「空を見上げて」(左)、「静寂」 わずかな地上での寿命を終えたリアルな亡き骸にインパクトを受けました。 うつろい行く季節を感じますね。 ※ 会期は明日(10/12)の18時までです。お近くの方は是非! * |
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