11月8日は伏見稲荷のあとは、岡崎公園に移動して何か所か展示を見て回りました。 | ||
メインは、京セラ美術館の「ボテロ展」ですが、きっかけは御堂筋に並ぶ彫刻のなかでひときわふくよかな(笑) 体形のこの一体。いつも通るたびに気になってはいたのですが、題名や作家名を確認することはありませんでした。 御堂筋イルミの写真を撮った時に調べると、これが南米コロンビアの作家フェルナンド・ボレロの「踊り子」とわかり俄然興味が湧いてきました(^^) |
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ポスターがいっぱい貼られた東山三条のタバコ屋さんでチケットを買い、いざ会場へ。 なんとほぼ全作品が撮影可能なうえに、SNSで発信すると記念品がもらえるかも(笑) というおまけつき(笑) 気になった作品は写してきましたが、ネタバレにもなるので特に面白く感じた数点を紹介。 |
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「洋梨」 ひとの背丈くらいある巨大な洋ナシ。虫食い穴から顔をだす虫まで描いてます。(下の写真) |
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ほぼ実物大(^^) | ||
「コロンビアの聖母」 ふくよかな聖母に現代的な服を着た肥満児(失礼)のキリスト。背後で天使が幕をぶら下げています。 |
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聖母は泣いています。手に持つのはリンゴ? 原罪の意味? キリストが持つのはコロンビアの国旗とのこと。 | ||
御堂筋の彫刻とは少し違いますが、この体形で一本足で立って、もう片足を頭上近くまで上げるのは現実では不可能でしょう(^^; これもアイロニーなんでしょうね。 | ||
ボテロにかかると、王妃マリーアントワネットもご覧のおばさんに(^-^; 原画を左右反転させ、衣装も変え、コロンビアの大地に生まれ変わりました。 |
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すべて見終わった感想です。 最初は、ただのパロディやユーモアだけで制作されていると思ってましたが、皮肉あり隠喩あり、もちろん、オマージュ作品には厳格への深いリスペクトが込められています。 南米コロンビアの歴史と現状も少し勉強する必要がありそうですね(笑) * |
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