11月23日は、せっかくの祝日にもかかわらず朝から雨(^_^) 夕方ちかくになってから大阪まで出向いてギャラリー巡りしてきました。 | ||
SUNABAギャラリーの次は、イロリムラで岬ましろさんの個展「常世乃國・面妖」をみます。 この作家さんの個展をみせてもらうのは、春の京都祇園のギャラリーに続いて今年2回目。コロナ禍で2年以上展示ができず、温められていたテーマを各所で精力的に発表されています(^^) |
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今回の「面(マスク)」というテーマは、コロナ前から考えておられたようですが、コロナで「マスク」に非常に大きな(笑)意味合いがついて、少し考えなおされたよう。 「護る」ー武具(身を防る道具)としての面、「飾る」ーアクセサリーのように見せる(魅せる)面、「隠す」ー顔を半分だけ覆う面。の三つとか。 |
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左から「First Contact」「Contact01」「Contact02」「Contact03」 元々の武具としての実用的な面です。感染症から身を守るマスクもこの範疇でしょうね(^.^) 凛々しい若武者のアップで描かれています。 |
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(左)「刹那」(上)「月魄」「空明」(下)「朔」「幾望」 見せる「面」。実用性はあまりなさそうですが(^^; 昔の武将の甲冑姿を見ていると、色々な装飾をつけて自分を目立たせる変わり兜が目につきます。 マスクも色柄だけでなく形も奇抜なのがそろそろ出てくるかも(*^▽^*) |
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「面」(左)「妖」 左は、2年前に描かれたもの、右は今回に描きおろしです。 やはり古い方は硬さが見られますが、最新作は丸くこなれてますよね(^.^) |
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「花の散るらむ」(左)「小夜桜」 最後は、隠す面です。仮面のように全面あるいは眼の回りを覆って人相を隠すのではなく、口元を覆うだけでも、表情は全然変わりますね。知ってるひとでもマスク姿だと誰だかわからなくなるのは、最近よく体験するところ(^^; 個人的には、舞妓さんのマスク姿はあまり好きくないんですけど(*^-^*) |
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「ケ」(左)「ハレ」 見せる面をつけて、振り返る着物美人ふたり。 目立たないビワ(?)の花で日常を、華やかな胡蝶蘭で非日常を表しているそうです。 |
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「茨木童子」「酒呑童子」 テーマと直接関係ありませんが、過去絵のお人形が飾ってありました。鏡で背面もみれます。 もしコロナ禍が無ければ、「面(マスク)」というテーマはどのような作品を生み出したでしょうか。武者姿だけだったとすると、案外『災い転じて福となす(笑)』かな(^.^) * |
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