ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

岸田リサ個展 ”KEEP BURNING” in ART COCKTAIL

  2月18日の大阪のギャラリー巡りの続きです。
南森町のアートカクテルさんへ。
 

  岸田リサさんの個展 "Keep burning” を見ます。
タイトルは、直訳すると「燃やし続ける」といった感じですが、作家さんは、以下のコメントを寄せています。

『人の営みの中で起こる感情の揺らぎや伝播は炎に似ています。感情の摩擦の中で起こる焦げ付きや熱を表現することに執心しています。』
 

  Looking #5 (左)  I'm waiting (右)

赤と青をメインに、毅然とした顔立ちと逆立つ髪の毛。
この作家さんの持ち味ですね(^^)
赤と青は、動脈と静脈、男と女、etc..... 対立する概念を表すそう。心の中の葛藤の具現化なのかもしれませんね。
 

  Keep burning 堆積

身体が燃えるというか炎に包まれるような表現も、よく見受けます。
 

  耳鳴り

耳元をかすめる赤い線や頭上に湧き立つ炎や煙が、うっとうしさを感じさせます。
 

  本展の目玉のカーテンで仕切られた空間。
カーテンの内部が心の中、仕切りは外部からの侵入を阻むバリアーなんですね。
真ん中に100号の大作 "Keep burning" 、
左に「うろ」、右に "Looking #6" と "stray" (迷う)
大作の周りにすこしイメージの違う作品を置くことで、メリハリをつけてあるようです。
 

  カーテンをめくって、直接みた大作。
バリア越しと直視の見え方の落差のちがいに驚きます(^.^)
 

  制作前に、短い文章や単語を書き出すことで、イメージを固められていくそうです。
その創作ノート的な打ち出しが、「自由にお取りください」と貼ってありました。感熱紙でそのうち消えたり見えにくくなったりするのも面白い(;^ω^)
 

  炎つながりで、マッチも置いてありました。これも記念にどうぞ(^^)/
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