3月11日は、大阪のギャラリー巡り。 次は、芝田町画廊さんに行きました。この日は初夏のような陽気で、歩くと汗ばむほど(^^; |
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公募展「Currently art 展」をやってます。このギャラリーが力を入れてられる若手発掘の公募展で、コンセプトは、 『1次審査を通過した7名によるグループ展。賞などはありませんが、良かった作家さんには今後も企画展などにお声がけすることになります。』 在廊されてたお二人の作家さんの作品を紹介します。 |
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矢野瑞季さん「はるいろ」 日本画です。ピンクの椿が今の季節らしくて、いいですね。お話を伺うと、「有名な椿園などではなく、近くの公園の樹。バックは建物だったりコンクリート塀だったり。」 だそうです。(^.^) こう書くと艶消しのようにも感じますが、身近な風景を魅せる情景に変える感性や手腕を評価したいですね。 |
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矢野瑞季さん「閉じ気味」 こちらは白椿のアップ。たらし込みのような技法で、お茶席の花のような侘び寂び感がでています。 あと2作、やはり椿の絵があるのですが、こちらは版を起こして下絵にしてそれをまったく別作品と思わせる抽象画風に仕上げられます。同じ「椿」でもいろんな表現が見れて楽しかったです(^^) |
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七篠奈津美さん「降霊術」 非常に鮮やかな色調で、ちょっとコワイ(^^; テーマを描かれてます。 霊媒師の前の白いのは、亡霊かと思ったんですが、白いコウモリのような鳥だそうです。 この作品の面白いところは、キャンバス地がちいさな布を貼り交ぜて作られているところ。継ぎ目が段差になってひび割れのような効果を出しています。 |
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七篠奈津美さん「ろうそくに火をともす」 これも蠟燭=命(の火) と受け取ると、やはり怖いかも。童話にあるように神さまあるいは悪魔は、人間の生殺与奪権を握っているらしいですからね(笑) もし絵のタイトルが「花園」だったら、あるいは「無題」だったら、どんな印象を受けるか考えるのも楽しいです。 * |
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