ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

アートムーブコンクール展 in 江之子島文化芸術センター

  5月18日は、江之子島文化芸術センターで、第28回アートムーブコンクール展をみてきました。  

  2023年度の入賞・入選作と過去の入賞作と前年度の大賞受賞者の記念個展の3つのコーナーがあります。  

  出展者200名、出展作2百数十件という大公募展です。多彩な表現と画法に圧倒されました(^^;  

  chikako adachi さん「離」
この展示を紹介してくれた作家さんの作品です。
パッと見は、動物ー象さんの鼻、ラクダさんのこぶ、ダチョウやエミューの長い首に見えたんですが、
タイトルを読んで、「アメーバの細胞分裂で、新しい組織が離れていくところ」が思い浮かびました(^^)

 

  池田恭輔さん「千畳敷
円月島とならぶ白浜温泉の奇観です。一枚一枚の岩盤の塗分けと、夕方らしい空のグラデーションが美しく描かれてますね。
 

  奥島和仁さん "simulator war"
この方はSNSで「2年連続で入賞したので、今年は大賞だと思ってたが、また画材カワチ賞で不満だ(-_-メ)」
と呟かれてます(^.^)

まあ、これくらい自信がないと絵なんか描けないのかも(笑)
 
  伴直子さん「八咫烏(ヤタガラス)」
こちらは、シニアの部の受賞作です。神武天皇を先導する姿でしょうか。年齢を感じさせないバイタリティーと、年功を感じさせる技量に感心いたしました。
 
  竹富栄治さん "Resolve"
中南米古代文明の廃墟のまえにたたずむ眼鏡ザル・・・・・・、ですが、タイトルの「解決」とか「決心」とかの意味や足元の中世ヨーロッパの街並みを考えると、なにか寓意があるんでしょうね(^_^)
 

  小林隆之さん「六月の風(追憶)」
この作品も、いろいりと読み取れそうです。
バラが「六月」、青空は「風」、女のひとは「追想」のようですが、周りの壁のような模様や 〇や△は??? 
 

  辻義弘さん「激動」
地層の一面を切り取った化石の標本のようにも見えますね。
太い線と細い線が絡み合おうとしているようにも見えますから、電車の連結器が噛みあう直前をイメージしましたね(笑)



 

  平嶋みゆきさん「メリーゴーランド」
遊園地のスナップのようですが、不思議と赤い風船を持つ女の子以外のお客も係員もいない(T_T)
暗色系のタッチと合わせて、回想シーンのようにも感じます。モデルの子は、この世のひとではないのかも(*_*;
 

  福永勝治さん「魚の片思い・・・A」
ナポレオンフィッシュのようです。画面いっぱいに、特徴ある面相が描かれてます。

片思いとはどういう意味なんでしょうね(^.^)
 

  増田大輝さん「深夜の海坊主」
最後は、懐かしのブルートレイン。鉄ちゃん(^^; の管理人が、一番そそられた絵です。
テーマを膨らませて絵本にされては(^.^)
*
 
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