ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

妄想ハクビシン展 in タツコレ大阪

  順番が逆になりますが、10月19日に、大丸梅田店のアートギャラリーで開催中(11/1まで)のタツコレ2022-Osaka- をみてきました。  

  ギャラリー龍屋の9人の選抜作家の展示販売会ですが、存じあげているのが妄想ハクビシンさんひとり(^^; なので、この方のみ何点か紹介。  

  「森のゆりかご」
ユキノシタの花の下に小さな女の子がひとり。手前と向こうの茂みのようなのは山を、真ん中の渦巻きは谷川をイメージしているのでしょうか。
鳥の羽は、「ゆりかご」つながりで、羽根布団とか羽枕の見立てかな(^^)
 

  「仙人草」
白い花を咲かすセンニンソウの茎にアマガエルが一匹。サーカスの綱渡りのようにも、全体の重心を取る重石のようにも(^.^)
 

  「黒猫」
名前がわからないのですが、ピンクの花の横にたたずむ黒い猫。眼光ずるどく獲物を狙っているのでしょうか。
それとも飼い主がエサをくれないか、動きを追っている(^^♪
 

  「野菊」
菊は秋の七草に入っていませんが、間違いなく秋を代表する草花ですね。シジミチョウの止まるのは、ススキの枯葉?
 

  「芙蓉」
ヒガンバナと共に初秋をいろどるフヨウの花。大きな花と対峙できるのはやっぱりアゲハでしょうね。
モンシロチョウ級では役不足(笑)
 

  「峰をゆけ」
8号の少し大きな絵です。少女(山の精?)の持った小箱からアサギマダラ蝶が飛び立っていきます。「旅する蝶」とよばれ、フジバカマを探して何千Kmも渡りをするといわれます。

頭上の銀の丸は太陽それとも月?
 

  「秋を降らす」
30号とかなり大きな絵で、実際に眺めると感動があります。
雲の湧き立つ深山をバックに、秋の女神さまが山々を紅葉の錦に染めに降りてこられます。
七草に菊花、蝶に、金箔と今まで見てきた作品のエッセンスが詰まってます(^^♪

ただひとつ気になるのは「もみじ」といいながら、木々がスギやヒノキといった針葉樹にみえるトコですが(笑)
*
 
  他の8名の作家さんの作品もさすがに龍屋選抜チームだけあって、普段行くギャラリーとはまた違った刺激がありました。
11月1日迄やってますので、お近くの方は是非。
*
 
(前の記事) (鞍馬の火祭(その2  
(次の記事) (鞍馬の火祭(その3  
読んでいただいてありがとう! 
(TOP記事へ)