ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

寺西希実子個展「han hen hon」in SUNABAギャラリー

  連休最終日の9月22日は、SUNABAギャラリーへ。  

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  寺西希実子さんの個展 「han hen hon」を見ます。

タイトルは、作家さんの説明によれば、
スウェーデン語で「han」は彼、「hon」は彼女、そして「hen」はそのいずれでもない、ジェンダー的にニュートラルな三人称代名詞』なのだそうです。そして作品は、
『自分の身体にレンズを向け、新しい形を発見し、切り取り、
つなぎ合わせて再構成するのです。その行為の繰り返し』て、造られた写真を印画紙に焼き付けてあります。
 

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  まず、会場に入ってすぐに展示してあるのが、「包み込むのに充分だ」です。
現物はもっとはっきりしていてピンクのラインが鮮やかですが、なぜか写真に撮るとぼやけてしまいます(^^;
 

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  続いて、左から「Self portrait No.1」から「Self portrait No.12」まで並んでいます。  

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  [自写像] と、いわれても人間の姿かたちはまったく無く、幾何学模様のような、抽象画のような、あるいはペン画といわれてもおかしくないし、顕微鏡で覗いたミクロの世界(^^)のようにも見えますね。

作家さんにお聞きすると、「簡単にいうと、体の一部を接写して、それをパソコンに取り込んで、画像ソフトで加工したもの」のようです。
詳しい技法は、企業秘密(^^; かな。
 

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  ポートレート写真は、少なくとも人間の体の形がわかるのが当たり前」と、思ってましたが、かなり衝撃(笑)を受けました。

先々週は、「ピンボケや露出不良でも、自分の感性に合うなら作品になる」という作家さんの写真展をみて「へぇーー」って、思いましたが、写真の概念も広がりましたねぇ(^.^)
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