ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

サトウナツキ個展 & ミヤザキ・MINAMI MIYAJIMA二人展 at アトリエ三月

  柳谷観音のあじさいの途中ですが、大阪のギャラリー巡りを一回いれます。  

  6月27日は、会社帰りにアトリエ三月に寄ってきました。
サトウナツキさんの個展「それでもきっと大丈夫になる」と、
ミヤサキさんとMINAMI MIYAJIMAさんの二人展をやってます。
 

  サトウナツキさんは、コラージュ風の抽象作品のイメージが強いのですが、今回は絵画で勝負です。  

  表題作の「きっと大丈夫」(左)と「この楽園にて」

太い輪郭線、ベタ塗りのような色付け、そして写真ではあまり目立ちませんが、ひっかき傷のような線が、ノイズのようにいっぱい入っているのが特徴です。

この線がともすれば平板なデジタルアートのように見える作品をアナログの世界に引き入れて、リズム感・高揚感を出しています。
 

  こちらは、モノトーンの連作「私を守るもの」「お守り」

十字や星形がお守りの象徴でしょうか。
 

  「あの日の帰り道」

バックは繁華街のネオンサインでしょうか。大切なものと別れて、新たな一歩を踏み出そうとしているようにもみえます。
 

  二階は、「ミヤザキ・MINAMI MIYAJIMA 二人展」です。
お二人ともモノクロ・モノトーンの線画ですが、ミヤザキさんは、やさしい具象画、MINAMI MIYAJIMAさんは、ダイナミックな抽象作品と作風はまったく違います。

でも、真っ白い展示室に黒い線が浮かび上がるのを見た第一印象は、「おぉー素晴らしい!!」でした。
 

  ミヤザキさんの "in the grass" シリーズの一枚(#5)。

太い輪郭線は、一階のサトウナツキさんの作風に通ずるところがありますね。
 

  MINAMI MIYAJIMA "FIVE SIDES"

この方は、四角がくっついて連続する作品を多く作られています。この作品は画面の奥へ吸い込まれていくような感じがします。
逆に画面の外に溢れ出してくるような作品もありました。
 

  MINAMI MIYAJIMA "TRANSITION Ⅱ"

所どころグレーの四角が薄く塗られた作品。
住宅密集地の地図か、地下鉄の路線図にも見えますね(笑)
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