ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

第8回一展 in イロリムラ

  9月30日は、会社帰りにイロリムラさんに寄ってきました。たくさん展示があるのですが、時間の都合でひとつだけ。  

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  大阪教育大美術表現コース寺島ゼミのグループ展「第8回一展」をみます。
学部生、院生、OB・OG含めて20人余り。
 

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  絵画は、油彩、アクリル、パステル、日本画、版画と種類も多彩で他に写真、手織、ミクストメディアなど。
色んな表現方法が一度に見れるのでジャンルの決まった芸大の制作展より面白いです(^^)
 

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  書もあります。題は「富士悠々」  

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  右の "x" とタイトルのついた作品。キャンパスを空色の絵の具で塗りつぶして、「空」を表現しているらしい(^^;  

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  風神雷神図屛風」のオマージュ作品。転写の技法で制作されています。  

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  いつも誘っていただくOGの方の作品「娼婦と妻」
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京の秋の散歩「梨木神社の萩まつり」

  9月29日は、用事で休みを取ったのですが、その前に早朝の梨木神社の萩まつりに参ってきました。  

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  萩の茂みに埋もれるような鳥居をくぐって参拝です。もう花は終わりの感じで、お祭り自体もコロナ対策でほとんどの催し物は中止です(^^;

それでもカメラ片手に散策される方は多かったです。
 

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  社務所前から本殿に向かう、萩の参道。  

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  参道脇の染井の井戸。京都三名水『染井(そめい)・佐女牛井(さめがい)・縣井(あがたい)』のひとつです。

いつもは、朝早くから水を汲みに来る人が列をなしてますが、だれもいません。思うにコロナで飲食店やお茶席が休みになって名水も出番が無くなったのでは(>_<)
 

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  本殿、幕末から明治維新の混乱期に活躍した公卿の三条実万三条実美父子を祀ります。  

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  目についた短冊(^^)  

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  フジバカマも咲いてました。
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京の秋の散歩「出町の萩の寺」

  お彼岸も終わって、朝晩はかなり涼しく感じるようになってきました。お彼岸の最終日の9月26日、出町の萩の寺常林寺にお参りしてきました。  

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  萩見にはすこし出遅れぎみ、しかも小雨交じりであまり撮影には不向きかも(^^; と、思いながら山門をくぐります。  

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  曇り空でパッと見はあまり映えませんでしたが(^.^)、まだまだキレイに咲いているようです。  

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  赤むらさきの萩  

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  この花はアップより引いてしだれ咲く様子を写すほうが絵になりますね(^^;  

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  白い萩  

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  ススキと白萩  

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  赤萩とススキ  

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  秋を告げてました.......
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京の秋の散歩「祇園へお墓参り」

  お彼岸も終わって、朝晩はかなり涼しく感じるようになってきました。秋分の日は、祇園の東大谷さんにお墓参りしてきました。  

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  彼岸花の咲く、大谷祖廟の中庭  

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  祇園四条駅から八坂神社に向かいます。一時よりは人出は増えてますが、地元か近郊からのひとが大半のように見えて、観光客はまだまだ少ないです。

花見小路もガラガラです(^-^;
 

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  祇園石段下もほどほどの通行量。人も車も多くは無いです。  

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  八坂神社の境内の大黒様とウサギはマスク姿(^.^)  

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鈴を鳴らす鈴緒が復活してました。

一時はコロナ対策で綱を取り外して、手をかざすとガランがらんと鈴のなる音が聞こえるセンサーを取り付けてましたが、機械では情緒がないのかしらん(笑)

 

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  東大谷の境内の菩提樹の前に咲く、ヒガンバナ
一本だけすっくと立つ姿が凛々しいですね。
 

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  花で作られた「如来」の文字  

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  そこはかとなく秋を感じる円山公園ですが、良い季節になっても人出はまったくありません(@_@;)  

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  帰りは、八坂神社を南楼門からでて祇園下河原へ。ここは観光客らしき人がそぞろ歩きしてます。ときおり人力車も駆け抜けます。  

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  東山通りを越えて建仁寺塔頭が植木がすこし色付きはじめてます。  

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  最初、柿の実かと思いましたが、花梨でしょうか。
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岸田リサ個展「keep burning」in ART COCKTAIL

  敬老の日の9月20日は、大阪のギャラリー巡り。三ケ所目はART COCKTAIL です。  

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  岸田リサさんの個展 "keep burning" をやってます。
タイトルは、「燃え続ける」といった意味でしょうか。
 

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  岸田リサさんは、擬人化された動物をよく描かれてましたが、今回は人間、それも色々と摩擦や衝突のおこる現代世界を生きることで、鬱積した感情が爆発して炎となって燃え続ける人々の様子を象徴的に描きだされています。  

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  ドローイングの真ん中の一枚は、"distance" (人との距離感)。腕を絡ませあい、頭を包帯で巻き付け合った二人。好むと好まざるとにかかわらず、実生活では、誰かと至近距離で行動せざるを得ないもの。
コロナ禍により、急に意識されるようになった感覚です。今回の展示はここから始まるような気がします。
 

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  ドローイング「叫ぶ」。
絡みが解かれても、頭のなかは興奮したまま。髪の毛を逆立てて、何かを訴えないと居られないのでしょう。
 

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  「夕焼けに」
やがて髪の毛は炎と化し、太陽が沈んでなお、光り輝きます。
 

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  「燃える人」(左)と "keep burning" (右)

頭が割れあるいは胸が張り裂けるほどの感情激化で、炎に包まれるひと。でも当人は意外とクールで毅然とした態度を取っているようにも見えますね。
炎は内面の感情の表現であって、他人からは見えない(見せない)ということでしょうか。

なお、作家さんのお話では炎の描写は、絵巻物などの日本の古典美術も参考にされたとのこと。よく描き上げられてます(^^)

29日までやってますので、お近くの方は足を運んであげてください。
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