2月4日は、京都と大阪のギャラリー巡り。 京都文化博物館で京都府新鋭選抜展2022の続きです。 |
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産経新聞社賞 大東 真也「魂のゆくえ」 | ||
空瓶の首の部分を長く引き伸ばして、何十本とぶら下げてあります。光が反射してキラキラ輝きます。瓶がモノクロのラベルなのもいいですね。 | ||
高畑 紗依「更の地」 何か描かれた紙だけでなく、机・文鎮・ライトまでが一体となって作品を構成しています。 |
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会場が暗いので見にくいですが、顏を近づけると模様が描かれているのがわかります。 | ||
本田 莉子「fiction」 人体をかたどった? ビニールのオブジェが送風機の風を受けて起立しています。ランダムにモーターが止まって萎んで倒れます(^^) 店頭や遊園地で見かける空気ビニール人形ですが、単純化することによって、アートに昇華しましたね。 |
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富永 明日香「5日」 マウスを布でくるんで、大量に並べてあります。まるでゴ〇君みたい(^-^; ですが、この作品だけ、タイトルの意味がよくわかりませんでした(^^) |
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中平 美紗子「Crossinng」 これは、わかりやすいいですね。でも単純にみえて制作は意外と手間が掛かっているのかも(*^-^*) |
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ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川国際交流賞 高 資婷(こう つてい)「無子宮村(子宮のない村)」 最後に、非常に考えさせられた作品を。作品の解説↓ 『1995 年、台湾の花蓮にある「無子宮村」が報道され、 子宮摘 出率や過剰医療への懸念が生じた。無子宮村と は、村のほとんどの女性(特に出産経験のある者)が、 地元の医師によって子 宮を完全に取り除かれた村であ る。この様な村は「子宮のない村」という。当時、教 育や医療資源が乏しい台湾南部では、「無子宮村」が多 く存在し、「既に子供がいる場合、子宮は役に立たない」 という地元医師の言葉を信じて子宮摘出手術を受ける 女性が多くいたのだ。さらに、子宮を摘出した女性は 障害者手当を申請でき、医師も子宮摘出手術の費用を請 求できるようになることから、子宮摘出率が上昇した。 この作品では、当時、子宮に対する医学的知識を持 たない女性が、医師の指示に従って摘出手術を受けた 様子を描いている。子宮摘出と引き換えに手にした手 当ては、この作品に描かれた大きな妖怪のように、 当時の貧しい女性を誘惑している。現在の台湾では 「無子宮村」は消えたが、インドなどの国ではまだ多 く存在している。』 ネットで検索してみましたが、詳しいページは見つかりませんでした。 * |
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