7月12日は、江之子島文芸センターに武蔵野美術大学校友会大阪支部展を見にいってきました。 | ||
テーマは「synergy -相乗効果-」 若い学生さんのフレッシュな作品もいいですが、社会人経験の豊かなOB・OGのみなさんの展示は、おじさん世代(笑)には、スッと受け入れられますね。 目に留まった何枚かを紹介します。 |
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まずは誘っていただいた古賀奈津美(作家名:七篠奈津美)さんの作品「金星」 大胆な構図の抽象画ですね。夜明けの白む空、夕闇せまる空に浮かぶ明星のイメージでしょうか? |
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増田佐和子さんの作品「四季の風」 2枚のパネルがすこしずらして並べられているのが面白いですね。ラッパを吹く天使に目が行きますが、地上には四季の情景が描き分けられています。 |
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土井智子さんの作品「流転」 寒色系を使いながら温かみも感じられる絵です。 うねるような曲線が、止まるところを知らず、時代とともに変わっていく世相を表しているのでしょうか。 |
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小林千重子さんの作品「瞬間」 こちらは、咲き誇る花の一瞬の輝きを切り取っておられます。 裏に「花の色は.......」と詠まれた小野小町の和歌を感じました。 |
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柳瀬奈緒美さんの作品「蔦とおうまちゃん」 シンプルな筆ですが、題名に惹かれました(^.^) |
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鈴木浩世さんの作品「記憶と幻想」 どちらも抽象的な表現ですが、脳細胞の中に記憶が粒々になって蓄えられており、その集まり方によって理知的にも瞑想的にも見えてくるのですね。 |
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大年弘子さんの作品「哀しみの向日葵畑」 半世紀前(1970)にヒットした映画に着想を得た作品でしょうか。 『ひまわり畑の下にはたくさんの兵士や農民が埋まっている』と解説にあります。 |
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滝川武和さんの作品「私は雑草 踏まれても耐えて輝くの・・・(No2)」 タイトルを読まないと、「夏草に鳴く虫の音」を描いたほのぼのとした印象を受けそうですね(^.^) 草陰に光るのは、踏まれた虫の眼、あるいは虐げられた人間の恨む目かもしれません(>_<) |
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最後は、安永康世さんの作品「膜」 「写真は白黒で撮ってください」と注意書きがあるので、モノクロで載せます。作品自体は青緑と茶色のベースに白い筋が見数に入っています。 残雪の頂を航空写真で撮ったようにも見えますね(^-^; * |
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