ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

手ぬぐい妖怪展 at 細辻伊兵衛美術館

  7月20日は、細辻伊兵衛美術館に「妖怪展」を見にいってきました。  

  手ぬぐい・風呂敷の老舗「永楽屋」の店舗内美術館です。
永楽屋さんは、江戸初期に創業し、400年を超える伝統を誇ります。
 

  三条室町上ルの鉾町の真ん中にあって、ちょうど後祭の山鉾が建て方の真っ最中でした。写真の奥は役行者山の木組み。  

  お客さんの少ない時間だったので、学芸員さんがわざわざ解説してくださいました。
古くは江戸の幕末頃から明治・大正・昭和戦前頃までの妖怪を染めた手ぬぐいが並んでいます。

古いものは、100年以上経ってますが染色は未だに鮮やかで、意匠も伝統的な化け物絵だけでなく、モダーンな絵柄も並びます。
 

  レントゲンが発明された時代らしく、骸骨がまとう着物や洋服がうっすらと描かれています。

いくら着飾っても、心の内は・・・・・・・・ というブラック・ユーモア(^.^)のようです。
 

  色っぽい図柄もあります(^_-)-☆  

  2階への踊り場の壁に描かれた踊り猫(^_^)  

  2階は永楽屋さんの歴史を紹介する常設展示です。
伝統の重みを感じますね。
 

  奥の特別展示室は、絵描鬼・柳生忠平氏の作品展
天井に下がるのは、ライブペイントで制作された「妖怪戯画」
 

  高山寺鳥獣戯画(鳥羽絵)や水木しげる先生へのリスペクトが感じられます。  

  お土産に買った「祇園祭の稚児社参」昭和初期のデザインと復刻版です。
右は入場券代わりの手ぬぐい。「細辻伊兵衛美術館」と刷られています。
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