13日の大阪のギャラリー巡りの続きです。 SUNABAギャラリーの奥のスペースはグループ展「魂の深いところで」です。 |
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上段左=水玉みり さん、上段右=梅原あずさ さん、中段=田中童夏 さん、下段左=森本ありや さん、の4人の作家さんが出展されてます。 オーナーさんのステートメントによれば、 『このグループ展は絵柄的にはあまり統一感はないのですが、にもかかわらず、なんとなく何か共通項がありそうだと私が個人的に感じた作家を集めてみました。 表面上は見えない、何か魂の深いところでつながっていそうな作家のグループ展、ということです。 作家同士の面識があるのかどうかも実は確認していないのですが、そうした具体的な接点よりも「魂」の共通項を重視しました。 どうぞご高覧ください。』とのこと。 バラバラでいっしょ(笑)な作品から何を読み取りましょうか(^.^) |
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田中童夏「ごー、ごとん。ゆらゆら(秋桜殺人事件 )」 パッと見は、タイトルだけで解る、推理小説の挿絵のような絵ですね。 でも「遺体」「コスモス」「電車」それぞれのモチーフが何を意味しているのか、どうつながっているのか探偵さんになった気分で考えると、絵の前から離れられなくなります(^^; |
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水玉みり「にょど(7)」 連作で、6~9の4点が並んでいます。これも無造作に造って貼ってあるように見えますが、パーツに顏を近づけたり、離れて全体を見比べたりするとまた違った趣があります。 |
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森本ありや「決まりごと」 この作家さんのさんの作品は、ある意味難解ですね(^^; 空中に人が浮かんでたり、手前のカーテンのようなのは、魔女の衣? で、覆っているのは小舟でしょうか。長いオールのようなものもありますね。 「決まり事」は「最後の審判」のような意味で、永遠の命を得る者(浮かぶ人)と、破滅に至るもの(倒れた人)と読み解くんでしょうかね。 |
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梅原あずさ「古い歌」 女性の横顔が鉛筆で描かれています。ややうつむいて思い詰めたような表情に見えます。 彼女が歌っているようには見えませんが、昔の悲しい歌の一節が描かれているのかもしれません。 管理人の目に留まった4点をあげてみましたが、どこまで作家さんの想い=魂に近づけたかはわかりませんが、趣のある展示でした。 * |
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グループ展「日本の絵」in SUNABAギャラリー
バタバタと忙しくて更新が滞ってしまいましたが、7月13日のお散歩の続きです。 | ||
谷町線の田辺から一気に中崎町まで移動して、SUNABAギャラリーへ。 グループ展「日本の絵」(7/21まで)と「魂の深いところで」(終了)を見ます。 |
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案内文に『いわゆる日本画の伝統からはみ出した作家も少なくないため、タイトルは日本画ならぬ「日本の絵」といたしました』とあるように、3名の作家による、日本画技法を使いながら表現は現代的な絵が並んでいます。 | ||
大原彩花さんの「蓮」 夕立のイメージなのか真っ黒な背景に地味な彩色で花や鳥や蝶が描かれています。 モチーフ自体は梅雨明けの時期に相応しい画題として昔から数限りなく描かれてきたでしょうが、ダークな印象と油絵のような見かけが目を留めさせます。 |
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金澤祥平さんの「飛」(左)と「翔」 「飛翔」などとひとつの単語のようにも使われますが、調べると「飛」は現実的な表現、「翔」は文学的な表現との説明がありました。 作家さんの想いはわかりませんが、リアルの「青」、イメージの「オレンジ」と受け取ってみました。 |
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オギハラフウカさんの「どこかで」(左)と「愛は留まるところを知らず」 この作家さんの最近人気急上昇中(^.^)みたいで、あちこちのギャラリーで作品を見かけます。若手ながら確かな筆さばきと、「これが日本画(@_@;)」とつぶやきたくなるポップな表現が受けているんでしょうね。 別に日本画材を使えば花鳥風月を描かねきゃいけない!!って,決まりわない訳で、どんどん挑戦していって欲しいですね(^^) * |
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桃ヶ池公園の蓮池
7月13日は、午前中は健康診断で午後からは休暇扱いなので、大阪と京都市内をぶらついてきました。 | ||
最初は、大阪歴史博物館で「あやしい絵展」を見る予定だったのですが、なんと火曜休館(^^; 谷四から谷町線を南下して、谷町線と阪和線が交差するところにある、桃ヶ池公園へ。 前に田辺駅前の須田画廊に寄ったときに蓮池のあるのを教えてもらって、開花の時期にまた来たいと思ってたんです(^^) |
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私のみた限りでは、大阪市内で一番広い蓮池だと思います。残念ながら池の周りはフェンスで覆われ、花に近づいて写真の撮れるところは多くありません。 | ||
元々は、食用(レンコン)か切り花用の蓮田だったのかも知れませんが、今は鑑賞用みたいですね。 | ||
風が吹いて、蓮の裏葉が白く光るのが美しいです。 | ||
橋の上は撮影ポイント、散歩の方が次々とスマホを向けてました。 | ||
コイやフナに交じって、カメさんが何匹か泳いでました(^.^) * |
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白野 有 個展 in 高槻阪急
7月9日の会社帰りに、高槻阪急で開催中(7/13まで)の白野有さんの個展をみにいってきました。 | ||
この百貨店の人気イベントで、いままで2回ほど見に行ってる「人気アーティストによるトリプル個展」の第24週目です。 ポスターの経歴を拝見すると、高槻市は作家さんの地元なんですね。ご近所さんも買い物ついでに来られてるのかも(^^; |
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新作旧作あわせて10数点の本画と他にドローイングが数点ほど展示してありました。 | ||
コロナ禍のはじまる直前の2020年1月の個展以来、久しぶりに作家さんにお目にかかれました。 この作家さんの作品は、非常に激しく、厳しく、見る人によっては恐ろしさを感じるタッチと、女性の美しさと男性の力強さをあわせたモノセックスな人物表現ですね。 「百貨店のイベントスペースに飾られる絵としては、ちょっとインパクトが強いかなぁ(^.^)」とも、感じましたが、意外と北摂の阪急文化圏(笑)では喜ばれるのかな。 |
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左の「花の刑」と題された作品は、作家さんもお気に入りで、管理人も目にとめた作品ですが、「花の棺で故人を送り出す儀式に想を得ている。」と、お聞きして、改めて、荘厳さ厳粛さを感じました。 以前の個展では、「宗教画に似た印象受けた」との感想を書いたのを思い出しました。 |
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この「雲・光・海」のモチーフも作家さんのお好きなテーマのようで、数メートルにも及ぶ大作を見せてもらったことがあります。 暴風から雷雨、やがて小降りになり晴れ間もでる、人生を象徴しているのでしょうか(^.^) * |
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