6月28に、京都芸大ギャラリー@KCUAで、「京芸 transmit program」を見てきました。 | ||
この展示会は、「京都市立芸術大学卒業・大学院修了 3 年以内の 若手作家の中から、いま、@KCUA が一番注目するアーティストを紹介するプロジェクト」です。宮木亜菜(彫刻)、西久松友花(陶磁器)、菊池和晃(構想設計)、小嶋昌(油絵) が出展されてます。 宮木亜菜さんの作品。 会場に入ると、まず飛び込んでくるのが、巨大な寝室というか、たくさんのベッドと細長く連なった布団。そこに作家さんか協力者の方か、パフォーマーが一人。 テーマは、ずばり「睡眠」だそう。管理人が部屋に入ったときは、激しく布団を動かしたり、被ったりしていたが、やがてパフォーマーは布団に包まり、眠ってしまう。 説明書きによれば、パフォーマンスの内容は、毎回変わるようで、激しい動きの時間帯に当たれば面白いが(笑)、寝ている時間だと退屈(^^;かも。 管理人も、しばらく(5分ほど)見ていたが、動きがないので、次の展示へ。 西久松友花の作品 ひと言で書くと、「きれいな陶芸作品」・・・・・ですが、茶わんやお皿を思い浮かべるとぜんぜん違う(^^) 作家さんは、飾り」をテーマに作品制作されており、今回も青銅器(銅鐸や鼎などや、正月飾り(お鏡餅や門松、注連縄など)からイメージを得た作品が並べられています。 陶磁器自体が美しく造形され彩色されているのはもちろん、組み紐や銀鎖などで飾られています。 瀬戸物の展示ですが、生け花(お花と花器が一体になった)のような雰囲気を感じました。 菊池和晃さんの作品 テーマは、「道具」。作品をひと言でいうと「一種の印刷装置(笑)」となるのでしょうか。 歯車やハンドルやクランクや刷毛などが組み合わさった機械?が置いてあります。説明書きと作家さんの実演ビデオ映像によると、「ハンドルを5の5乗の2倍の回数(6250回)回すことで一つの円を描く ことができる。」んだそうです。 作家さんがハンドルをグルグル回すと、ほんの少しずつ刷毛が動いて紙に円を描いていきます。 描きかけや完成した作品も並んでます。実際に動くところを見たかった(^.^) 小嶋昌さんの作品 この方は、看護師から芸大の修士に転身された経歴をお持ちで、看護師時代のアニマ(生命)を意識した作品を造られています。 出展作のひとつが、作家自身の顔を巨大なブロックに転写して、それを積み上げたりバラしたりする作業の映像。わざと順番をたがえて積み重ねるのだが、意外と形になってふぅーんと思ったりする。 |
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見終わった感想は、「流石に芸大が推してる若手作家だけに、よく考えられている。かなり尖んがった表現だけど(^-^;」 って、とこですね。 撮影禁止ではないようですが、あえて写真は載せません。作品、特にパフォーマンスは実際に見ないと感動が味わえません。7月26日(日)までやってます。入場無料。お近くの方は是非! 詳しくは、ギャラリーのHPへ https://gallery.kcua.ac.jp/ |
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