ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

山内雅裕個展 -WEAVE- in ギャラリーヘプタゴン

  順番が逆になりますが、3月19日は西陣のギャラリーヘプタゴンさんへ。  

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  山内雅裕さんの個展  -WEAVE- が初日でした。(昨日閉幕)
WEAVEとは、織るとか編むという意味ですが、芸術作品を作り上げるとかの表現にも使われるそう。
 

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  会場は、二条城のちかくの西陣の町家を改装したギャラリー、もとは工房だったそうで「織る・編む」のフレーズがぴったりですね。  

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  玄関から居間、奥座敷までを取り払ってメイン展示室になってます。補強のための柱は壁紙を貼って展示スペースに、通り庭は事務室や小展示室になりました。  

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  中庭には展示できるよう。離れはオーナーさんのプライベート空間とか(^^)

よくある(失礼)町家ギャラリーとは一線を画す展示場自体が常設作品(笑)であるステキな空間でした。
 

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  会場の説明ばかりで作品の紹介が遅れましたが(^^;  山内さんが以前から取り組まれている植物やメインのモチーフに散りばめられた全然別のアイテムなどの描画方は踏襲されてますね。  

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  そこにペルシャ絨毯たらインスピレーションを得た、グラデーションが掛かってます。織物を意識して、縦横両方向に彩度が変化します。

それと、下地をわざと隅切りしたり出っ張らせたりしたような形。家の間取りや土地の境界を意味して、元々の自然の山野を人間が勝手に切り取って造成したことへのアイロニーを込められてるようです。(近くの二条城の縄張りを写した下地もあるそうです(^.^) )
 

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  右手の作品は、以前によく見せていただいた植物画ですね。  

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  小作品にもちゃんと主題が反映されています。  

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  この西陣の町は、子供の頃のおじいちゃん・おばあちゃんと遊んだ想い出が詰まってます。懐かしくて少し歩いてみました。智恵光院通一条の角に手前の民家(不動産屋さんでした)が解体されて、隣のお家が京町家の断面図(笑) を見せてます。
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