8月23日は、会社帰りにスナバギャラリーに寄ってきました。 | ||
高久梓さんの個展「透明な狼煙」(9/7まで)とグループ展「夏の小作品展」(8/31まで)をやってます。 | ||
高久梓さんは、このギャラリーでも2回ほどグループ展に出展されてますが、見逃したのか(^^; 印象に残っておりません。 ジャンルは日本画による美人画。先月の安藤朱里さんの個展の華やかな印象が強烈なので、パッと見は、「地味な絵やなぁ(;^ω^)」という感じ。 でも一点ずつ見せていただくと..... |
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DMに取り上げられてる「夢と知るまで」 夢から覚めて、呆然とした顔つきの女性。顔の回りを蝶が飛びますが、青貝を切り抜いて螺鈿のように貼り付けてあるようです。 全体に薄ぼんやりと描かれている中で、貝は光の具合によってキラキラ輝きます。 衣装の花の種類はわかりませんが、あるいは花言葉で主題を暗示しているのかも。 |
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「壊れやすい生き物」 タイトルは、若い女性の気持ちを代弁しているのでしょうか。 縦長の構図に目がいきますが、よく見ると胸元やわき腹にひびが入ってますね。生身が陶器のように欠けていくのを、貝をうまく使って強調してあります。 |
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「戦化粧」 奥に飾られた15号くらいの少し大きな絵。 非常になまめかしい構図ですね(^.^) 意外に醒めた顔つきと小物の倒れた洋酒瓶の対比が面白い。金箔や胡粉も華やかさを醸し出していますね。 |
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”Eve" これは説明不要ですね(^.^) 消え入りそうなリンゴと白く輝くヘビのコントラストが効いてます。 |
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"I know" ミニ原画ですが、この作家さんの想いが凝縮されてるのかも。 わかりにくいですが、イヤリングはタコの形になってます。 |
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いい展示でしたね。技巧的な上手さはもちろん、モチーフ、ヒロインの表情から装い、小物に至るまで考えつくされてます。作品の見せ方(魅せ方(^.^)かな)をよくご存じのようで(笑) 9月7日まで会期がありますから、お近くのかたはぜひ足を運んで原画をみてあげてください。 * |
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