ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

京の新緑の散歩 牛尾山法嚴寺ハイキング

  GW後半は、3日から6日に夕方まで概ね晴が続きました。京都市内の観光名所も大賑わい(^^)
そんな5月3日は、山科区の牛尾山のハイキングにいってきました。
 

  牛尾山の中腹には、法嚴寺という古刹があり、東山の清水寺奥の院として知られています。

非公開文化財公開に合わせて、本尊と寺宝のご開帳があると聞いて楽しみにしていたのですが、4月30日未明に参道の山道で倒木があり、5月1日以降の特別公開が中止になってしまいました(+o+)

2日以降は、ご本尊さまのみご開帳がされることになり、ひと安心です(^.^)
(写真は登山口の小山の集落からみる牛尾山)
 

  集落に外れの山道に変わるあたりに、水車小屋がありました。  

  実用ではないようですが、杵が石臼を突いてました。  

  参道はかなり水量のある谷川に沿って続いています。
途中に奇岩や名滝があって、空きません(^.^)

これは、蛙岩。参道側からではお尻からみたカエルですが、対岸に渡ると頭側が見えるとか。
 

  「大師堂」
弘法大師もこのお寺で修業されたそうです。
 

  沢の水を引いて、ししおどしが「コーン、コーン」と鳴っています。  

  「御経岩」
平らな面を見せる大岩が経典を開いた形に見えるのでしょう。ここにもお大師さまがおられます。
 

  「聴呪の滝」
「呪」は、呪いではなく呪文(真言・陀羅尼)の意味でしょう。
 

  流木アートが飾って(^.^)あります。  

  タコの流木の連想で、イカも作ってありました(^-^;  

  「夫婦の滝」
百人一首崇徳院の御歌「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ」を思い出しました(^.^)
 

  音羽の滝
法嚴寺は、清水寺奥の院と呼ばれるだけあって、音羽山音羽の滝があります。
 
  この付近は、キャンプ場のなっていて、バーベキューをしたり、お弁当をひろげるグループが見られます。  

  登山口から30数分で、桜の馬場の駐車場まできました。自家用車はここまで。
黒門から先は結界です。
 

  さらに足元もわるい階段を10分ほど登ります。平成25年の台風18号の被害で、参道は荒れています。  

  境内までもう少しのところで、赤鬼・青鬼がお出迎え。
ここまで疲れも吹っ飛ぶ感じ(笑)
 

  ようやく本堂に着きました。
思ったより大勢のお参りでした。
ご住職みずから、お寺の縁起からご本尊や脇仏さま、開山の延鎮上人の像などを説明してくださいました。
御本尊は十一面千手千眼観世音菩薩(天智天皇勅作と伝わります)
 

  上醍醐方面を望む。  

  特別公開時のみ授与される「愛染明王の巻物御符」をいただきました。
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