前回の散歩は、山科の勧修寺で終わりましたが、ここから大岩街道で東山を越えて深草に出ることができます。 古くは、深草少将の百夜通いの伝説の道、江戸時代は京の都を避けて、江戸と大坂を結ぶ東海道五十七次、明治に入って旧東海道本線が敷かれ、昭和38年には、旧線路敷きを利用して名神高速道路が作られるなど、昔から今に至るまで、交通の要所です。 |
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歩きでは、途中に観光農園があり京都市内では珍しいぶどう畑が見られるくらいで、なんの変哲もない丘陵越えの道です(^-^) 峠のピークを越えて、深草側に下ったところで、京都一周トレイルのコースと一部重なります。 |
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少しだけハイキングコースに入ってみると、おそらく平安時代から江戸時代まではこんなであったろうと思わせる旧道が残ってました。 この日は時間切れなので、後日出直します。 |
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改めて、5月13日に振休がとれたので、京阪伏見稲荷駅からスタート。 伏見稲荷大社の本殿から、稲荷山に向かいます。 |
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千本鳥居も自粛で閑散としてます。こんなに人のいない稲荷山は久しぶり(^.^) まあ、20世紀のうちは、土日でも神事がなければ、お山は誰もあるいてませんでしたけどね(笑) |
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奥の院をでたら、千本鳥居から外れて、神宝神社の参道に入ります。 カラフルな千代紙で作った叶雛(かなえびな)が、名物です。 |
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境内から続くハイキングコースの入口に「竹乃道」と書かれています。 | ||
実は、知らなかったのですが(^^; 深草の稲荷山から桃山にかけての丘陵地帯には竹林が広がって、竹製品とタケノコの名産地なんですね。 京都のタケノコは西山の嵯峨野から乙訓か南の八幡方面とばかり思ってました(^.^) |
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青々と茂る、竹の若葉の間にポッカリ浮かんだ白雲。 | ||
竹のアーチを抜けると、また竹のカーテン(^^♪ 京都に暮らして60年。行ったことはなくても、どこに何があるかくらいは、だいたい知ってるつもりでしたが、京都は奥が深いです(笑) 調べると、このハイキングコースは、稲荷山がらみでインバウンドにも人気で、手書きの英文の案内版が見られ英文MAPもあるのだとか。実際に外国のハイカーとすれ違いました。 日本人は、ハイキングというよりは、地元のひとの散歩してる感じでしたね(^^) |
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稲荷山を下りて、住宅街にでたところに、茅葺の本堂で知られる瑞光寺です。 この近くには、伊藤若冲の墓と五百羅漢石像の石峯寺や立派な多宝塔のある宝塔寺、さらに深草聖天、真宗院などの名刹が点在するのですが、コロナの影響でほとんど拝観停止かせいぜい境内には入れても、本堂は締切でした(+_+) コロナが収まれば、地図を片手にまた歩いて見たいです。 (つづく) |
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