ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

一紅個展「赫い息吹」・グループ展「kirei Ⅴ」in SUNABAギャラリー

  5月22日は、会社帰りに中崎町のギャラリー巡り。  

  最初は、SUNABAギャラリーへ。
一紅(かずこ)さんの個展「赫い息吹」とグループ展「kirei Ⅴ」をやってます。
 

  表題作「赫い息吹」(左から2つ目)ほか、かなり激しい(^_^) 絵が並んでます。
裂けた手足、飛び出した内臓、首無しも居ますね。
 

  最初の方は、さすがにドキッとしましたが、続けて見ていくうちに、刺激が麻痺する(*´ω`) わけでは無いでしょうが、無心になってきます。

この「叢たち」に至っては、エロいとか恐ろしいとかいう感情は消えて、仏画の天女乱舞のイメージですね(^.^)
 

  こちらは、小品ですがインパクトはかなりなものです。

好き嫌いは分かれるのかもしれませんが、ネットでは肯定的な感想が多かったです。ただSNSによっては「センシティブなコンテンツにつき閲覧注意」のメッセージが出るとか出ないとか(笑)

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ここから奥の展示室は、一転して美人画です。印象がガラっと変わって戸惑います(笑)
 

  はヤせあヤきさん「陶酔」
薄物の衣服から透けて見える肌、やや前屈みな姿勢。江戸の浮世絵の一枚を21世紀に翻案したようにもみえる、麗しい作品です。
 

  高久梓さん「散るまでは」
花びらに青貝を螺鈿のように使った、美しい作品ですが。自分の喉に小刀を突き立てる、衝撃的な画題でもあります。
映画のラストシーンみたいですねぇ。
 

  田中黎嘉さん「小さな幸せ」
この方は人物画を得意とされてます。よく見る人物画は、モデルさんを通して作家さんの想いを婉曲に伝える感じがしますが、田中さんの絵は、鏡に映った自分を直接見てるみたいに思えて、ものすごいインパクトがありました。
「これがお前だ❗️」って突き詰められてる感じ。

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3人3様の上手さ、美しさ、メッセージが楽しめて良い見ごたえのある展示でした(^^♪
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