ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

京都日本画家協会展 at 京都文化博物館(前半)

  7月6日は京都文化博物館で、「2024京都日本画家協会第10期展」を見てきました。  

  京都日本画家協会は、昭和16年に発足し、歴代の理事長を小野竹喬、堂本印象、山口華楊、上村松篁らが務め、今も京都画壇の主要な団体のひとつです。
今回も会員の約3分の1にあたる144名が出展されています。

その中で、個人的に目に留まった20数点を2回に分けて紹介します。
 

  大森 正哉「白鷹寒柏(ハクヨウカンハク)」

寒気の中、枝に止まる鷹の姿が凛々しいですね。
 

  潮 由起子「林檎」

色を抑えた表現が好ましく感じます。脚立もよいアクセントに。
 

  大西 文代「朝霧」

つる草の実が色ついて、季節は秋でしょうか。美しい情景に惹かれます。
 

  池田 敬子「肥後菊」

清楚な絵です。花火のような菊花がステキですね。
 

  石田 翔太「地質抄」

仕掛けが面白い作品です。下にアップを貼ってますが、地層の重なりを表現しているのでしょうか。縦横が逆?なのは、展示の都合(^-^;
 

  河股 幸和「RON」

愛犬がご主人を見つめる真剣な眼差しに、緊張感さえ感じますね。
 
  梶浦 隼矢「静寂」

梅雨時のハス池ですが、葉を主体に、流れるような水紋と、ゆれる蓮葉にリズムを感じますね。全体が五線譜のようにも見えます(^.^)
 

  西久松 吉雄「△○▢(サンカクマルシカク)」

アブストラクトな絵によくあるタイトルと構図ですが、日本画なので、蔬菜界曼荼羅ですかね(笑)
 
  佐伯 浩「雨来る」

これも面白い構図です。外国の古城か屋敷の窓から、港の向こうに浮かぶ小島を眺めたところでしょうか。
タイトルからすると、雨を呼ぶ天空の浮島かも.....
 

  坂根 克介「雲龍

今年の干支なので、雲龍図は良く見せていただきますが、この子は目玉がカワイイ(#^.^#)
 

  でしょ(^^)  

  小林 充也「山間をゆく」

前半の最後は、個人的な趣味に合った絵を(^^♪
ローカル線の夕暮れは早やく、単行の列車はライトを灯しています。線路わきの一軒家も灯りが入ったようです。
 
※ 後半に続く
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