11月3日の文化の日は、昨日からの雨も上がって、絶好のハイキング日和(^^♪ またまた近鉄の1000円乗り放題切符を使って、高野街道を歩いてきました。 今回は、東高野街道の終点、河内長野周辺の古刹と古い町並みを訪ねます。 |
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河内長野駅前の高野街道の街並みを楽しんだあと、バスで天野山金剛寺に向かいます。R160の旧道、かつての西国巡礼街道を20分ほど走ると、金剛寺の門前に着きました。 | ||
まずは金堂で国宝三尊像を拝みます。2018年に9年に及ぶ平成大修理が終わったところで、非常に美しい建物です。 | ||
写真は、お寺のHPから借りたものですが、木造大日如来坐像(中央)木造不動明王坐像(右)木造降三世明王坐像(左)です。 運慶の作とも伝えられる大日如来は3mを越える丈六仏、脇仏も2mを越す大きな仏様です。お不動様は、快慶の高弟の行快作、他の2体も慶派の工房作で間違いないのでしょう。奈良博、京博の文化財修理所で修復され、平安・鎌倉の造立当時の輝きをみせておられます。 後醍醐天皇や楠木正成も拝まれたであろう仏さまを、たまたま特別公開の時期に当たって、700年の時を越えて拝ませていただくのも仏縁ですね。 |
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このお寺は、太平記に描かれる南北朝の騒乱の歴史を今に伝えます。 南朝・北朝の行在所を拝見できましたが、玉座が意外と質素で逆に驚きました(^^; 当時は、この程度でも最上級だったのか、やっぱり財政が苦しくて贅沢できなかったのか(笑) |
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いよいよ本坊で国宝「日月四季山水図」屏風を拝見します。 博物館のようにガラス越しではなく、座敷で座って目の前で見ることが出来ました。しかも丁寧な解説図つき(^^) 京博で金剛寺展があったときに一度見ていますが、やはりお寺でみないと有難みが薄いですよね(^^; |
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屏風の後は、お庭や宝物殿をみせていただきますが、朝からすごい景色や文化財を山ほどみたので、もうお腹いっぱい。 京都や奈良の古刹に負けずとも劣らない寺宝の数々にもうため息ばかりでますが、記憶はメモリーオーバーです(^_^) |
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欲張って4か寺も回りましたが、2つくらいに止めてちゃんと下調べしてゆっくり・じっくり見て回らないとダメですね(^^ | ||
もう半月ほどして、散りもみじが清流をながれる時はさぞかし絵になることでしょう。 勤労感謝の日の連休にリベンジすべきかどうか??????? |
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南大門から入って、総門から出ました。 ここが正門にあたるのでしょうけど、草ぼうぼうです。 ズボンの裾に引っ付き虫がいっぱい付きました。だいぶん取りましたが、一部は自宅までお土産がわりに運ばれておりました(;^ω^) 次回は、帰り道の最終回です。 * |
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