ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

山内雅裕個展「Focus」in 五条モール・ギャラリーbgm

  文化の日の3連休初日の11月2日は、朝から快晴。京都市内のギャラリー巡りしてきました。  

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  最初に向ったのは、五条モール内のギャラリーbgmで開催中の山内雅裕さんの個展「Focus」です。
ここは、もと花街の五条楽園のお茶屋さんだった建物をリノベーションした複合ショップ。ショップやオフィスやギャラリーやカフェが元客室に入居しています。中には短期レンタルのフリースペースもあったりします(^^)
 

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展示室に足を踏み入れると、作家さんとオーナーさんと大小30枚以上の作品が迎えてくれました。
一見、この作家さんのお得意のボタニカル・アート(植物画)や風景画に見えますが........

 

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遠目には、このように見える絵も

近寄って見ると(^^)

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  背景の写真を元に描かれた絵の上に、ドローイングが油彩転写(一部は直接描き込み)されています。
詳細な背景と、コミカルな線画、どちらに焦点(題名の"Focus")を当てるかによって見え方が違うという面白さをねらっておられるそうです。
 

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  背景と線画は、まったく関係ないモチーフが描かれてます。その落差も面白さのひとつなんでしょうね(笑)

写真では、なかなか分かりにくいので、11月24日(火水木休廊)までやってますので、足を運んであげてください。
詳しくは、ギャラリーbgmのHP
 

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  アトリエとして使われているお部屋を見せていただきました。遊郭らしく原色の色硝子に凝ったデザインの窓桟。昭和30年代の匂いが残ってました。
このアトリエの作家さんは、サンドアート集団SILTで砂絵のパフォーマンスで活躍されてた方です。何度か公演を見せてもらいましたが、珍しいところで再会してびっくり(^_^) アートの世界は狭いんですね。
 
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京の秋の散歩 東山トレイルから琵琶湖疏水へ

  バタバタしてまして更新が遅れてますが(^^ゞ 11月最初の記事は、南禅寺から東山トレイルで日ノ岡峠を越えて、琵琶湖疏水を山科毘沙門堂まで往復します。  

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  出発は、黒谷さんから。平家物語「敦盛最期」の段ゆかりの熊谷直実鎧掛けの松です。
後の上の方が赤くなっている樹は梅の木でした。
 

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  南禅寺境内。
つわぶきの黄色い花がモノトーンの禅寺の庭に色を添えています。まだ紅葉は早いですね。
 

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  南禅寺の裏山を登っていきます。
昨秋の台風の爪痕が1年以上たっても残っていて倒木や道の荒れている所が多いです。
 

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  最初はゆるやかな道もだんだん急登になります。  

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  それでも200m余りの低山ですから20分ほどで頂上へ。  

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  赤い鳥居は平安神宮の大鳥居、京都御所船岡山衣笠山、北山と視線が遠くなります。  

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  里山のハイキングコースですが、激下りがあったり、丸木橋を渡ったり、  

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  沢を飛び石づたいに越えたりと、変化があります。  

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  麓に下りてくると、琵琶湖疏水の第2トンネル(東山トンネル)の入り口に出ます。  

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  ここからは、のんびりと遊歩道を歩きます。天智天皇陵の裏側付近です。  

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  静かな散歩道の突然モーター音が(^^)
疏水遊覧船が上ってきました。てっきりのどかな和船かと思ってたら、川をさかのぼるので強力なモーター船なんですねヽ(^。^)ノ
 

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  水しぶきをあげて、アッという間に通り過ぎていきました。
でも乗客と手を振りあう余裕はありましたが(笑)
 

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  有名な鉄道写真撮影地「山科大カーブのお立ち台」を過ぎ、洛東高校前まで来ると、安祥寺川と疏水が立体交差するところがあります。
手前の鉄管が邪魔(^^ゞですが、苔むした煉瓦積のアーチが年代を感じさせます。(明治23年竣工、築130年ほど)
 

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  川に沿って小道があり毘沙門堂に続いているようなので歩いてみました。
途中、「安朱の里」という公園みたいなところがあってフジバカマ園が作られてます。
 

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  すこし盛りは過ぎて、アサギマダラ蝶も飛んでませんでしたが、良いところを見つけました。紅葉の時期に毘沙門堂を再訪するときにまた休憩させてもらいましょう(^^)  

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  散りもみじで有名な、毘沙門堂の階段下に着きました。
ここも紅葉はまだまだですね。ここしばらく寒い日が続いているので紅葉も進むかも。
 

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  折り返し点の本堂前。
ぶら下がっているのは藤の実。
 

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  帰り道は、山科駅前まで出て旧東海道三条通)を戻ります。
天智天皇陵前付近の旧京津線廃線を転用した陵ヶ岡みどりの径です。
パンダネコちゃん(^.^)がお見送り。
 

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  駅のホームをイメージした休憩所のある旧御陵駅跡。  

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  日ノ岡峠を越えて、ふたたび出発点ちかくの蹴上発電所前まで戻ってきました。
休憩込で所要時間3時間半、約25,000歩でした。
 
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永福聡個展・失われた祝祭展 in SUNABAギャラリー

  10月22日の大阪のギャラリー巡りの最後は、いつもの(笑)SUNABAギャラリーへ。  

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  この週は、永福聡個展「情」と宮川あゆこ他グループ展「失われた祝祭」です。  

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  永福聡さんの個展は、愛憎半ばする人間の情念を蛇に託した人物画と可愛らしい動植物の絵を合わせて10数点展示されてました。  

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  この作家さんの描く動物は、猛獣でもなにか人間くさい-擬人化とは違うけれど、ペット動物が自分を家族の一員と思うような感覚かな(^.^)ので、好きです。
我が家にも一匹ワンちゃんを描いていただいて飼ってます(笑)
 

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  こちらは、宮川あゆこさんの作品。
数年前からずっとサーカスそれも華やかな舞台ではなく、楽屋や舞台裏を思わせる、ちょっとさみしく切ない絵を描き続けられてます。
仮面や厚塗りの化粧で素顔を隠した人間の本性を激しく訴えます。
 

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  これは、奥村あかさんの作品。
人体に手足がなかったりするのは、『私の描く少女はあくまで少女の形をした器で花を入れる花瓶のような存在、絵の本質を伝えるための手段、ぐらいの存在だと思っている』からだそうです(^^♪
 

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  最後は、真木環さんの作品。
絵もお人形も一風変わった画風ですよね。

他の作家さんの作品も、どれも良い意味で変わっていて、個性的で、マネのできない、面白いものばかりです。
グループ展は、30日までやってます。お近くの方はぜひ。
 
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山原晶子個展「あのまち」in MU東心斎橋画廊

  街歩きを一回入れましたが、10月22日の大阪のギャラリー巡りの続きです。
天王寺から心斎橋に移動して、東心斎橋(鰻谷)にあるMU東心斎橋画廊で開催された、山原晶子さんの個展「あのまち」を見せてもらいます。
 

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  京都では何度か展示をみせてもらってますが、大阪では初個展だそうです。管理人もこの画廊にはじめて入ります。  

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  真っ白な壁の、ほぼ真四角な展示室。そこに淡くぼんやりした、でも明るい色調の絵がたくさん飾られています。
部屋に入るなり、山原ワールド(笑)に包み込まれますね。
現実の風景をもとに描かれてはいますが、風景画ではなく作家さんのイメージに昇華されて、人が宙に浮いたり、水の上を歩いたり、非現実的な情景として描かれています。
 

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  モデルと思われる(^.^) 場所は、いくつか思い浮かびます。管理人も作家さんと時は違えど、おなじ場所でおなじ風景を眺めていたのでしょうか(^^)  
 
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京の秋の散歩「小さな秋をさがして」

  このところ休みの日になると天気が悪くて、お散歩好きにはありがたくない(^^ゞ のですが、曇りや晴れ間を狙って北白川から岡崎・祇園方面に歩きにいってます。
その途中に見つけた小さな秋です(^^)
 

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  歩き始めは修学院から疏水分線にそって銀閣寺道へ。(北白川)  

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  歩く道々でキンモクセイの良い香りが漂ってます。(熊野神社付近)  

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  この秋一番の冷え込みといわれた日には、さっそく湯たんぽがお目見え(神宮丸太町駅付近)  

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  レトロな図書館の外壁と京都市電がマッチします。(岡崎公園  

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  白川の流れは、東山区に入っていきます。(東山駅付近)  

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  路地のお饅頭屋さんの勝手口。手書きのビラがいい味出してます(^.^)
東山駅付近)
 

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  知恩院前の一本橋。ススキがよいアクセントになってくれました。  

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  お寺の白壁にからまるつる草の実。山ブドウではないようですが。
知恩院境内)
 

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  京都も建設ラッシュです。空き地の夏草も実りの季節を迎えました。
祇園白川)
 

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  とある料理屋さんの前でこんなカワイイ看板をみつけて思わずパチリ(*^_^*)  
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