ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

傘嶋メグ個展「夜明けの魔女たち」at 北野ギャラリー

  紹介が逆になりましたが、9月25日は、京都の河原町三条の北野ギャラリーに久しぶりに行きました。  

  傘嶋メグさんの個展「夜明けの魔女たち」をやってます。  

  魅惑・不可思議で、妖艶で、魅惑的で、もちろん美しく精緻な絵は、いつ拝見しても魅了されます。

過去に見せてもらった絵も多いのですが、作家さんによれば「ちょっとずつ手を加えている」のだそうです。どこが変わったのかわからない程ですが、芸術に完成は無いのでしょうね(^^)
 

  今回は作家さんが在廊されていたので、お話しながらゆっくりじっくり、気の済むまで(笑) 傘嶋ワールドに浸らせていただきました。  

  ヴェガ(ベガ)は、七夕の織姫星のことでしょうか。
東洋の伝説のイメージとはだいぶn違いますね(^^)
 

  このギャラリーは、三条通に面しています。人や車がひっきりなしに通る繁華街のなかにある、異次元の入り口みたいです(^-^;
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志村佳苗個展「私は幸せの中を歩いているはずだ。」於:御室仁和寺

  9月22日に、御室仁和寺で志村佳苗さんの個展をみてきました。  
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  真言宗御室派総本山の門跡寺院にして、世界遺産に選ばれる大寺院の境内での個展ですので、大いに興味を持って出かけました(^^)  

  会場は、白砂のお庭の広がる白書院のお座敷。  

  少しアップにするとこんな感じ。純和風建築の中に等身大の絵が並んでいるだけで、なかなかシュールです(^_^)  

  お庭から庫裏にはいって、廊下から作品を鑑賞します。びっくりしたような顔をするひと、興味深げにのぞき込むひと、一瞥をくれただけで通り過ぎるひと、反応はさまざまです。  

  作品は、世相に対する皮肉や風刺、批判といった趣が感じられますね(^_^)  

  実は、もっと過激なアイテム(;^ω^) [棺桶やお葬式の場面など]が展示されていたのですが、「お寺にふさわしくない」と苦情が入り、会期半ばで展示替えがあったそうです。

ここからは、個人的な感想ですが、
「お寺が、事前に作品をチェックして展示を断ったのならともかく、途中で撤去させるのは、作家に対して失礼だし、後から見に来る観客の楽しみを奪うことになる。」

「『あいちトリエンナーレ慰安婦像問題』と、までは言わないけど、場所を提供する以上は、お寺はクレームに対してもう少し毅然とした態度を取って、作家を守ってあげて欲しかったですね(-_-メ)」

「この先もモダーン・アートな展示をするのかどうかわからないけど、悪しき前例になったことかたしか(-_-)zzz」
 

  「アートに理解にない奴らに、何を言ってもムダ(´・ω・)だでどネ」  

  それでも、残った作品からだけでも、作家さんの想いは良く伝わってきます。  

  作家さんも、お寺さんも、これに懲りずに(笑) また面白い企画を考えてくださいね。  

     
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手ぬぐい妖怪展 at 細辻伊兵衛美術館

  7月20日は、細辻伊兵衛美術館に「妖怪展」を見にいってきました。  

  手ぬぐい・風呂敷の老舗「永楽屋」の店舗内美術館です。
永楽屋さんは、江戸初期に創業し、400年を超える伝統を誇ります。
 

  三条室町上ルの鉾町の真ん中にあって、ちょうど後祭の山鉾が建て方の真っ最中でした。写真の奥は役行者山の木組み。  

  お客さんの少ない時間だったので、学芸員さんがわざわざ解説してくださいました。
古くは江戸の幕末頃から明治・大正・昭和戦前頃までの妖怪を染めた手ぬぐいが並んでいます。

古いものは、100年以上経ってますが染色は未だに鮮やかで、意匠も伝統的な化け物絵だけでなく、モダーンな絵柄も並びます。
 

  レントゲンが発明された時代らしく、骸骨がまとう着物や洋服がうっすらと描かれています。

いくら着飾っても、心の内は・・・・・・・・ というブラック・ユーモア(^.^)のようです。
 

  色っぽい図柄もあります(^_-)-☆  

  2階への踊り場の壁に描かれた踊り猫(^_^)  

  2階は永楽屋さんの歴史を紹介する常設展示です。
伝統の重みを感じますね。
 

  奥の特別展示室は、絵描鬼・柳生忠平氏の作品展
天井に下がるのは、ライブペイントで制作された「妖怪戯画」
 

  高山寺鳥獣戯画(鳥羽絵)や水木しげる先生へのリスペクトが感じられます。  

  お土産に買った「祇園祭の稚児社参」昭和初期のデザインと復刻版です。
右は入場券代わりの手ぬぐい。「細辻伊兵衛美術館」と刷られています。
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夜の花子さん in 東本願寺

  3月7日は、会社帰りに東本願寺前にやってきた花子さんを見てきました。  

  烏丸通の東側の歩道からみたところ。
東本願寺の山門と比べると大きさがわかりますね。
 

  もう少し寄ってみます。
現代アートユニット「Yotta(よた)」のお二人が2011年に制作したこけしをかたどった巨大な風船人形です。全長約12m。(山門は幅約21m)

京都では、2019年に岡崎公園、2022年は清水寺で寝てました(^.^)
 

  昼間は、しゃべったり、歌ったりしてくれるそうですが、もうお休みの時間なのか(^.^) 口を開いてはくれませんでした。  

  うしろに作家さんのサインがあります。  

  お顔のアップ。 (起きてもらいました(^^; )  

  最後に、京都タワーをいれてお別れ。
いつも寝たところばかりなので、今度は立ってるところを見てみたいな(*^^*)
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【松本零士先生追悼】西陣織の銀河鉄道999 in 西陣織国際美術館

  2月25日は北野天満の宮梅花祭。お参りをメインに西陣を散歩してきました。  

  既に新聞やテレビで報道されてご存知の方も多いと思いますが、西陣織国際美術館で「追悼 松本零士展」が開かれているので天神さんの前に見てきました。  

  和傘を差して、京都の情景をバックにたたずむメーテル

パッと見には、絵か印刷物のようにも見えますが、精巧に織り上げられた西陣織です。
 

  他にも、999の一場面がいくつか。  

  999ファンにはたまらないでしょうね(^.^)  

  奥のコーナーには、「どうする家康」の特集や、日本の古美術品を西陣織で再現した作品が並んでいます。

あまり写真を出すとネタバレ(笑)になるので、ご自分で行ってみて下さい。

詳しくは、美術館のHPへ 

http://www.nishijin-art.com/

 
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