ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

志村佳苗個展「私は幸せの中を歩いているはずだ。」於:御室仁和寺

  9月22日に、御室仁和寺で志村佳苗さんの個展をみてきました。  
/
  真言宗御室派総本山の門跡寺院にして、世界遺産に選ばれる大寺院の境内での個展ですので、大いに興味を持って出かけました(^^)  

  会場は、白砂のお庭の広がる白書院のお座敷。  

  少しアップにするとこんな感じ。純和風建築の中に等身大の絵が並んでいるだけで、なかなかシュールです(^_^)  

  お庭から庫裏にはいって、廊下から作品を鑑賞します。びっくりしたような顔をするひと、興味深げにのぞき込むひと、一瞥をくれただけで通り過ぎるひと、反応はさまざまです。  

  作品は、世相に対する皮肉や風刺、批判といった趣が感じられますね(^_^)  

  実は、もっと過激なアイテム(;^ω^) [棺桶やお葬式の場面など]が展示されていたのですが、「お寺にふさわしくない」と苦情が入り、会期半ばで展示替えがあったそうです。

ここからは、個人的な感想ですが、
「お寺が、事前に作品をチェックして展示を断ったのならともかく、途中で撤去させるのは、作家に対して失礼だし、後から見に来る観客の楽しみを奪うことになる。」

「『あいちトリエンナーレ慰安婦像問題』と、までは言わないけど、場所を提供する以上は、お寺はクレームに対してもう少し毅然とした態度を取って、作家を守ってあげて欲しかったですね(-_-メ)」

「この先もモダーン・アートな展示をするのかどうかわからないけど、悪しき前例になったことかたしか(-_-)zzz」
 

  「アートに理解にない奴らに、何を言ってもムダ(´・ω・)だでどネ」  

  それでも、残った作品からだけでも、作家さんの想いは良く伝わってきます。  

  作家さんも、お寺さんも、これに懲りずに(笑) また面白い企画を考えてくださいね。  

     
(前の記事) (志村佳苗個展)  
(次の記事) (Saigetsu個展)  
読んでいただいてありがとう! 
(TOP記事へ)