ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

京の初夏の散歩 隨心院の花の間

  5月14日は、「そうだ 京都、行こう。2022-花咲く京都」キャンペーンの「花の間」の第3弾を見に小野の隨心院へ参ってきました。  

  地下鉄小野駅から数分、旧奈良街道沿いの山門をくぐります。  

  ここは、小野小町ゆかりのお寺。深草少将百夜通いの伝承や、今年もコロナで中止になりましたが、春の梅見とはねず踊りで有名です。
写真の縁取りが「唐棣色(はねずいろ)」紅梅の花の色だそうです。
 

  大本山の格式をうかがわせる大玄関。
参拝は庫裏の勝手口から出入りしますが(^.^)
 

  廊下を伝い、立派なお座敷を拝見しながら進みます。襖絵は狩野派の筆だそうです。だまし絵風の絵柄もあって面白いです(*^。^*)  

  能の間が花の間になってます。襖絵は小野小町の一生を描きます。  

  花の間の全景。晴天でお庭が白飛びしたのが残念です。曇りの日に行くべきですね(^^;
(クリックすると、画像が拡大します)
 

  極彩色梅色小町絵図
左から、生まれ故郷の出羽国時代、京の宮仕え時代、隨心院に過ごす時代、老年の放浪時代だそうです。
 

  小町を意識してか、紅色が際立つお花と新緑の対比。  

  障子は、満開の桜でしょうか。  

  境内のはずれに、小町化粧井戸がありました。  

  4月9日、はや葉桜になった真如堂塔頭の絵馬堂にかかる歌仙絵

色見えで うつろふものは 世の中の 人の心の 花にぞありける

古今集』 巻15・恋歌五。この巻には、恋の終焉を詠嘆する和歌が納められています(*_*;
*
 
(前の記事) (グループ展「Kirei Ⅲ」)  
(次の記事) (ハラキョウコ個展)  
読んでいただいてありがとう! 
(TOP記事へ)