ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

京の初冬の散歩「嵐山・嵯峨野・保津峡その1」

  12月13日は、休みをとってようやく晩秋から初冬へ移り行く、嵐山嵯峨野から保津峡を散歩してきました。  

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まずは、福美コレクションII期を見に、福田美術館へ。
I期とほぼ総入れ替え、(洋画を除く)で、初めて見る作品がたくさん並んでいます。
近代日本画では、上村松園の浮世絵を写した「人形遣之図」、木島櫻谷の78年ぶりに公開される「駅路之春(うまやじのはる)」、竹久夢二の舞妓を描いた「墨東舞姫」などが、良かったです。
江戸の絵画では、岸駒の「福禄寿図」(鶴と鹿の見立て)、葛飾北斎の「大天狗図」(季節が晩秋なので)が目に留まりました。

 

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  相変わらず、渡月橋から天竜寺、野々宮、竹林の小径と続くゴールデンルートは人波が絶えません。
もう嵐山や清水付近は京都でも日本でもなく、「世界遺産」という名の異次元ですね(^^;

でも、美術館をでて保津川の上流に向かって歩き出すと、急に人出は途切れて清閑な初冬の雰囲気が現れます。
 

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  枯れ葉色にところどころ混じる赤や黄色。
水面を和船が静かに下っていきます。
 

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  観光船もほとんど舫ってあって、シーズンは終わったようです。  

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  列をなして泳ぐ鴨。
写っていませんが、左手にエサをやっているおじさんがいて、そこへ向かっています(^^♪
 

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  はやくもヤブ椿が咲きだしていました。  

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  椿の場所は「嵐峡随一」と、船頭さんが推奨する(^^) 撮影ポイント。
一枚撮って行き過ぎようとしたときに、舟が下ってきて慌てて引き返していい絵が獲れました(^^)/
 

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  ここから亀山展望台に向けて登っていきます。人通りが少なくて、散り紅葉の石段がきれいに残ってます。  

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  シーズン中は、お弁当を食べる人でにぎわった広場も、もう誰もいません。  

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  さらに急な石段を登って少し息が上がってきたところで、  

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  展望台に到着。
さすがにここは賑やかです。トロッコ列車の通過まで待ってましたが、遅れてきてタイミングを逸したのと、やはり遠すぎて絵にならず(^^;
ロッコを撮るには、川岸の旅館の玄関まで行かないとダメですね。
 

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  また川船が下ってきたので、すこしアップで。

この後は、愛宕街道を奥嵯峨に向かいます。
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