ピンぼけブログ館II

京都人のおじさんです。仕事場は大阪船場。近所をブラブラ歩きながら、写真を撮ったり、お寺や神社に参ったり、ギャラリーをのぞいたりしてます。余り飛び回れなくなりましたが、鉄ちゃんでもあります。 よろしくお願いします。地元の叡山電車の写真をメインとした鉄道の話、京都・大阪とその近郊のお散歩やギャラリー巡りの感想、ちょっと遠出できたときの旅行記、などなど、なんでもありの雑文などをぐだくだと.... (by なかっちょ from Kyoto)

LINK展21「枯れない涙」at 京セラ美術館

  7月28日は、京セラ美術館にLINK展21を見にいってきました。  

  戦争・紛争・自然災害からイジメ・ビンボー・ハラスメントとストレスが絶えず、ふと涙がこぼれてしまう日常です。

それに対し作家は、負の感情も作品に昇華させることができます。

そこで、本展覧会では、前を向いて明日を生きようとする強さを「枯れない涙」というテーマに託します。

というメッセージを掲げて、72名の作家さんが延べ数百点の作品を寄せています。
 

  どれもメッセージ性の強い、素晴らしい作品ばかりですがとても全部は紹介できないので、数点だけ紹介します。  

  きいせいこ「またあえる」

絵を描きながら「また会える」とつぶやくと心が落ち着く。という作家さんの絵。何か引きつけられます。
 

  DENNY HORIMIZU「つらなる雫のひかり」

「水は想いを叶える」「涙は心を調整してくれる雫」だそうです。美しい漆喰の土台に彩色した作品です。
 

  yAs "LIVE PAINT"

「口下手で言葉に出来ないので、絵でド直球の手紙としてお伝えします。」という作家さん。
「この世という大地に存在する、理不尽な死海の奥深くに沈む彼女たち。」がテーマだそうです。

一見、おどろおどろしい絵にみえますが、何かを訴えようとするオーラが、観客を立ち止まらせてました。
 

  イガわ淑恵 「枯れない涙 止まらない雨」

パッと見は、失礼ながら、世界一大きい花のよばれるラフレシアをイメージしてしまいました(^^;

「自分はひとしずくの雨のような小さな存在だが、自分の出来ることをすこしずつ実行していけば、しずくが呼応しあって、変化を生み出せる。」と、作家さんは云います。
 

  山内雅裕 "o°(o(´・ω・o)°o(>_<。)"

この展示に誘っていただいた作家さんの作品です。本展示の実行委員長の大役を担われています(^^)

ユニークなタイトルですが、顔文字で『嬉しく暖かい「守りたい涙」と悲しい「守れなかった涙」の対比』になっているそうです。でも、嬉しいが寒色系で悲しいが暖色系なのが、ちょっと変な感じがじますね(^_-)-☆
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