4月13日は、京セラ美術館のザ・トライアングルで、「嶋春香:仮縫いと野良仕事」をみてきました。 | ||
ます、タイトルからして普通に考えると仮縫いと野良仕事があまり関係があるようには思われません。変わってますね(^.^) コンセプトを読むと、『作家自身が「庭」と呼ぶ自作の模型をモチーフとし、日々変化する対象を理解し、モチーフと結んだ関係性の一時的な状態の提示する、動き続ける絵画のあり方』 だそうです。 |
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地下の展示室に絵が10数枚、オブジェがひとつ、地上のガラス壁にも透明な平面作品が数枚貼ってあります。 | ||
このごちゃごちゃにおかれた物体が作家さんのいう「庭」なんでしょう。 特に規則性は無いようだし、寓意やアイロニーも感じさせないし、モチーフが非常にリアルなだけに、よけい戸惑いますね(^^; |
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これも作家さんに自室のスケッチのようにも見えますが、ある一瞬を写真のように切り取った結果なのでしょうか。 | ||
このオブジェもよくわかりません。 失礼ながら、ゴミ置き場にも見えてしまうのですか(^_^) |
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外の展示です。わざと室内から反対に見てます。背景の東山や通行人が写り込んで、面白い一枚になりました。 | ||
正面からみるとこんな感じ、少し離れて平安神宮に行く通行人の目線で撮ってます。 美術館に来た人もほとんど無反応で通り過ぎていきますけどね(笑) |
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残念ながら、作家さんの意図を完全に理解できたわけではありませんが、もう一度展示室に降りて作品をゆっくり見ると、自分なりには消化できたかな(^.^) って、気持ちで会場を後にしました。 * |
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鍋島あやこ個展「残響が消えるまで」at アートスペース柚
お墓参りのあとは、岡崎公園(東山二条)のギャラリー柚へ | ||
鍋島あやこさんの個展「残響が消えるまで」をやってます。 この作家さんの個展を見るのは、昨年の初夏以来。 |
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おなじみの「旅するシリーズ」 | ||
決して有名観光地のスケッチではなく、移動途中のふと目に入った風景を切り取られているようです。 | ||
ブルー系統の配色と、独特の筆致(雲の形など)が目に留まりますね。 | ||
同じようなアイテムや構図を繰り返し描かれているのも特色でしょう(^^) | ||
こうやって並べると良くわかります(^^) | ||
ネコちゃんのも2匹(一匹の裏表かな(^.^) * |
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叡電キャンドルナイト2024「光る鞍馬」
2月17日は、日が暮れてから叡電キャンドルナイトを見にいってきました。 | ||
叡電鞍馬駅前広場を舞台に、キャンドルが輝きます。 京都精華大と叡電とお香とロウソクの会社の共催イベントで、昨年に続いて2回目。 |
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鞍馬寺側が入口で、駅舎のほうに向かって歩くようです。 | ||
この日は、暖かくて山間部の夜のイベントをみるのにありがたかったです(^^; | ||
浮かべたロウソクで、瓶に反射する光の列が美しい。 瓶の上の赤い灯は、駅の出発信号です(^^) |
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おひつじ座、おうし座、ふたご座のイメージなのだとか。 | ||
駅舎の前まできました。ランプの灯りがよいですね(^^) | ||
天狗さんも足元を照らしてもらってます。 | ||
デナ21のカットモデルも、クラファンで寄せられた支援で綺麗に修復されました。このあと屋根が掛けられるそうです。 | ||
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眷属展 at 龍谷ミュージアム & 西本願寺唐門
建国記念の日の3連休は、京都市内をあちこち見て回りました。10日のお散歩は京都駅から、龍谷ミュージアムへ。 | ||
シリーズ展「仏教の思想と文化-インドから日本へ-」をやっており、特別展示は「眷属-ほとけにしたがう仲間たち-」です。 まず、インドで生まれた仏教がどのような経路をたどり、変化しながら日本へやってきたか。 そして日本でも欽明天皇の御代から今に至るまで、どのようの受容されてきたか2500年の歴史をザっと(笑) 勉強し直します。 ブッダ、アショーカ王、ガンダーラ仏、鳩摩羅什、玄奘三蔵、などなど。世界史の教科書に出てくる名前が並びます(^^) 眷属の展示も、普通「眷属」というと神さまのお使いの動物や鬼神のようなものを思い浮かべますが、仏に対する菩薩を差すこともあるそうで、十二神将、八大童子、二十八部衆なども眷属になるそうです。 いずれにしろ、普段は脇役(失礼(^^; )に甘んじている存在をクローズアップした展示は、興味深かったです。 |
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数珠屋横丁を通って西本願寺へお参り。 | ||
飛雲閣の特別公開もやってますが、外観だけなのでパスして、唐門へ。2年ほど前に修復工事が終わり、桃山時代の輝きを取り戻しています。 一日中見ていても見飽きないので「日暮門」と呼ばれます。 |
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門扉には、さまざまな姿の唐獅子たち。 | ||
ここにも唐獅子牡丹がいますね。 | ||
虎のつがい。右手はヒョウではなく、雌のトラです(^^) | ||
これは、龍ではなく麒麟でしょうか。 | ||
一角龍でしょうか。ゲームのキャラクターのモデルかな(;^ω^) |
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日本画新展2024 at 美術館「えき」KYOTO
建国記念の日の3連休は、京都市内をあちこち見て回りました。10日は、「えき」KYOTOの日本画新展からスタート。 | ||
京都の日本画壇の明日を担う新進気鋭を推薦する展示も今年で16回目。30名が選ばれています。 入賞の6名のみなさん、おめでとうございます(^^)/ |
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京都商工会議所会頭賞 田中達也 「痕跡」 地元兵庫の高架下や工場の壁から着想を得た作品。疵・汚れ・貼り紙などのイメージが伝わってきます。英字新聞をコラージュ風に使われているのが面白い。 |
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京都市長賞 小熊香奈子 「時(とき)がふりつもる」 お花たちは、制作に使われてそのまま盛りを過ぎたようです。移り行く草花(現実の作者)と時を忘れたようにまどろむ猫(作者の願望)。どちらも作者自身の投影のようです。 |
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京都府知事賞 高山 紀久恵 「継ぐ」 入選作のなかで、一番目に留まった作品(^^) 作家の地元では、「大人は顔を隠し、何処の誰だかわからない中に、ご先祖さまが交じって踊られる。」と、伝えられます。 大人の踊りをみて一生懸命の踊る子供に、伝統が継承されていく様子を込められています。 |
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優秀賞 古谷 優加子 「迷子の風」 草むらの中に、巨大な虫たちがうごめく不気味な世界。縞模様の生き物は、魚?イシダイ? バックの黒い丸いものは月? それとも何かの巣か? 女の子ふたりは、作家さんの娘さんがモデルで、ご自身の少女時代の記憶を絵にされているようです。 |
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優秀賞 竹下 麻衣 「おしゃべりな糸屑たち」 縫い物をされている時にたまたま散らばった糸屑の自然な形が、「まるでおしゃべりをしているように見えた。」そうです。 豊かな感受性に裏打ちされた、鋭い観察眼が素晴らしい作品を生むのですね(^^) 見習いたいです。 |
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大賞 山部 杏奈 「ある部屋の光」 2024年のグランプリはこの作品\(^o^)/ 薄暗く写ってますが、現物はもっと明るい空色です。 自宅の窓辺の情景を、何度も作品にされているそうです。カーテンも窓枠も机も花瓶も、差し込む光のなかに溶け込んでいます。 以上、入選作でした。惜しくも入賞を逸した作品も、皆すばらしいです。すべては紹介出来ませんが、気になった何枚かを(^.^) |
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後藤吉晃「日々(ひび)」 日々の移ろいを、月を通して描かれています。画面を大胆に縦分割して、それぞれ全然異なった筆致で描かれてるのが面白く感じました。 |
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山元麻衣 「一隅を照らす」 タイトルは、比叡山延暦寺を開かれた最澄上人のお言葉で、「片隅で誰に注目されなくとも、精一杯努力し取組む人こそ尊い」と解釈されますが、 もうひと捻り(笑)して「誰も注目しないモノこそ私は惹かれる。」と、流木をモチーフにされているのが面白かったです。 |
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竹歳和真 「花と遊ぶ」 花はスイレンだそうです。写生するうちに「植物の成長が自分に対する花からの反応」に思えてきたそうです。「それに喰らいつき必死に写生した。」と語られてます。 鑑賞者も、作家さんのひたむきな情念を感じずにはいられません。 |
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宇野加奈子「停まる(とどまる)」(とどまる)」 昭和の記念館で見つけられた昭和のオモチャの自動車です。「壊れ歪んでいるが、当時の子供たちの関係が反映されて妙に懐かしい。時間が停まったように感じた。」と書かれています。 まだ若い作家さんでも、こんな郷愁を感じられるんですね。と60代半ばのおじさんは驚嘆しました(^-^; * |
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展示風景 * |
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